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【ファンコンレポ】「皆さん満開になって!」ド・ギョンス、初の単独ファンコンツアーで咲かせた笑顔の花

ウレぴあ総研

ド・ギョンス 写真提供:COMPANY SOOSOO

EXOのD.O.こと、ド・ギョンスが、自身初の単独アジアファンコンツアー『DOH KYUNG SOO ASIA FAN CONCERT TOUR BLOOM』を開催。

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その日本公演のファイナルを、8月3日、4日の2日間、神奈川・ぴあアリーナMMにて行った。

ここでは1日目となる8月3日公演の模様をレポートする。

ツアータイトル「BLOOM」に込められた思い

本ツアーは6月のソウル公演を皮切りに、アジア各地を巡って行われており、日本では7月の東京、愛知、大阪での公演が大好評につき、『BLOOM -2024 JAPAN FINAL-』と題して、横浜での追加公演が行われるに至った。

EXOとしてデビュー後、12年目にして初めてのソロファンコンは、彼がこれまでに発表してきたソロ曲を存分に堪能しながら、彼の人柄にも触れられるとっておきのひと時となっていた。

オープニング映像の後、メインステージのビジョン裏から、今年5月に発売されたばかりの3rdミニアルバム『成長 (BLOSSOM)』のリード曲『Mars』を歌いながら現れたギョンス。

ドレスコードの“スカイブルー”のアイテムを身に着けた観客から大歓声が上がると、思わず笑みがこぼれる。

ミディアムテンポのポップな楽曲で、観客はリズムに乗って体を揺らしながら、しっかりとコールも入れていく。

そんな観客にギョンスは笑顔で何度も手を振って、今回の日本公演では最大規模となる広い会場ではあるものの、距離感を感じさせないアットホームな空間を作りだした。

「横浜! こんばんは。ド・ギョンスです。僕のファンコンサート『BLOOM』にようこそ」。

歓迎の挨拶をしたあとは、ソファーに座ってゆったりとしたトークを展開する。

今回のツアータイトルについてギョンスは、3rdアルバムのタイトル“BLOSSOM”に合う公演タイトルを考えて、

「皆さんがこの会場に来て満開になってほしい」という思いを込めて“BLOOM”としたと説明。

「なので皆さんは花を咲かせなければいけません。本当に美しく、です(笑)」とちゃめっ気たっぷりにお願いする。

歌手としてはもちろんのこと、俳優としても活動し、今年で10周年を迎えるギョンス。

初演技となったドラマ『大丈夫、愛だ』の名場面が会場に映し出されると、「恥ずかしい」と照れながらも、演技をすることは楽しいと明言。

また次のドラマで自身初となる悪役に挑戦することも伝え、ファンの期待を高めた。

自分の曲のイントロクイズに挑んだコーナーでは、歌い出しが吐息の曲が多くて苦戦する場面もありながら、その流れのままアカペラで歌うというサービス精神を発揮。

他にも、『怪獣8号』『呪術廻戦』といったアニメや、ドラマ『地面師たち』など、日本の作品に興味を持っていることを明かしてくれたり、自身の性格分析ではファンとのやり取りも交えながらキュートな姿を垣間見せたり、“ファンコン”だからこそ感じられる素の一面がたくさんあった。

続く「To Do List」のコーナーでは、ファンからカバーリクエストがあった曲をランダムに選んでアカペラで披露。

優里『ドライフラワー』、清水翔太『花束のかわりにメロディーを』、玉置浩二『メロディー』といった日本語の楽曲も、ソファーに座ったままその場でさらりと歌ってみせ、一瞬でその曲の世界観に引き込んでいくところはさすが。

シンガーとしてのポテンシャルの高さを実感させた。

トロッコに乗って少しでもファンの近くへ!

「それでは皆さん、僕の歌声を聴く時間です」と宣言すると、後半は待望のライブブロック。

『成長 (BLOSSOM)』の楽曲を全曲歌唱するなど、存分にソロアーティスト、ド・ギョンスの世界観に浸らせる。

「横浜、叫べ!」と煽ると、ギョンスは軽やかに『Simple Joys』を歌い出す。

タイトル通り、シンプルに楽しめるポップなナンバーで、ビジョンにはかわいらしい絵柄が映し出され、会場全体が幸せな空気に包まれる。

続く『That's okay』では、観客も歌に参加。“hey yo”と追っかけパートを担当しつつ、ギョンスが「皆さん!」と促すと<괜찮아 괜찮아도>と声を合わせた。

映像を挟み、前半のジーンズにジャケットというスタイルから、ブラックのパンツに白シャツ、黒ネクタイという少しフォーマルな衣装に着替えたギョンスは、なんとトロッコに乗って客席エリアに登場。

2ndミニアルバム『期待』の収録曲『I Do』『Somebody』を歌いながら、観客に向かってボールを投げるプレゼント。

もちろん観客は大喜びだが、ギョンスも終始笑顔でとても楽しそう。

ともに歌えるフレーズも多い楽曲ということもあり、会場に一体感が生まれ、最後はギョンスと観客の<I love you I love you>という歌声が響いた。

大いに盛り上がったところから、ギョンスは観客に椅子に座るように促す。

「しっとりとした、静かな歌」と予告すると、彼の歌声をじっくりと味合わせてくれる楽曲を続けて歌唱した。

スモークが漂う幻想的な雰囲気の中で歌われた『My Dear』では、サビでの美しく透明感のあるファルセットを聴かせる。

ビジョンに森の中の映像が流れ、会場全体が緑色に染まった『Good Night』では、柔らかな歌声が耳からだけでなく、身体全体から染みわたってくるような感覚となった。

そして、「残念な時間がやってまいりました。最後の曲です」と名残惜しそうにしつつ『I'm Gonna Love You』を歌うと、明るい雰囲気で本編を締めた。

アンコールでは、軽快なテンポで気分が上がる『Popcorn』を披露。観客も声を合わせ、ギョンスとの残り少ない時間を楽しむ。

歌い終えると、「とってもとっても楽しい時間でした」と満足そうな笑顔を浮かべるギョンス。

「次回、僕が来る時は、準備をものすごくしてきますので楽しみに待っていてください」と約束し、初めてのファンコンは幕を下ろした。

2024年8月3日・4日@ぴあアリーナMM

<セットリスト>
01:Mars
02:Simple Joys
03:That's okay
04:I Do
05:Somebody
06:My Dear
07:Ordinary Days
08:Good Night
09:About Time
10:I'm Gonna Love You
アンコール
11:Popcorn

(韓流ぴあ/瀧本 幸恵)

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