【決戦直前インタビュー】スーパー・タイガー「村上和成との戦いは狂気vs狂気。“怖いプロレス”を見せる!」初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス 11/5新宿FACE大会
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.31【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』が11月5日(火)、新宿FACE(東京都)で開催される。
その新宿FACE大会で関本大介とタッグを結成し、村上和成(第18代レジェンド王者)&ダーク・ウルフ組との対戦が決定した格闘猛虎スーパー・タイガー。
会見出席を拒み、事務所を襲撃と狼藉を働く王者・村上に対し、スーパー・タイガーは「しっかり示してやりたい」、「リングで見せます」と実力行使を宣言。今回のタッグ戦で弾みをつけ、12月5日(木)後楽園ホール大会でのタイトル戦実現を目指す。村上の狂気には狂気で対抗。11月、12月とリングにストロングスタイルの華が咲く。
【メインイベント① タッグマッチ 30分1本勝負】
村上和成(第18代レジェンド王者/フリー)&ダーク・ウルフ(DarkerZ)
vs
スーパー・タイガー(SSPW)&関本大介(大日本プロレス)
「村上選手がうちのリングで好き勝手をやるんだったら、しっかり示してやりたい」
――前回9・26後楽園ホール大会では新日本プロレスの永田裕志選手と初タッグを結成し、間下隼人&関根“シュレック”秀樹組を撃破しました。
スーパー・タイガー:永田さんはちょうど自分が格闘技のプロとして活動を始めた2000年代初期にミスターIWGPとして活躍されていて、それが時を経て自分もプロレスラーとなり、タッグを組ませていただき、「長く続けているといいことあるんだな」と思える試合でした。これまで格闘技とプロレスをずっとやってきて、その答え合わせができてきたと言いますか。
――たしかにスーパー・タイガー選手はプロレスと格闘技、どちらも色濃いキャリアを積んできています。
スーパー・タイガー:佐山サトル先生はもちろんですが、目黒ジムでは沢村忠先生に真空飛び膝蹴りを直接教えていただいたり、一切ニセモノは通ってきてないつもりです。かつて憧れた鈴木(みのる)さんや船木(誠勝)さんとタッグを組んだり対戦したり、自分の夢は叶いましたが、そういった夢を自分がみなさんに見せていきたいし、僕自身がまだ夢を追っている途中です。
――そういった中で開催が迫る11月5日(火)の新宿FACE大会では関本大介選手とタッグを組み、村上和成&ダーク・ウルフ組との対戦が行われることとなりました。
スーパー・タイガー:村上選手に関しては去年、今年とタッグで本人に2回負けていました。シングルでの対戦へ持っていくために前回、前々回の後楽園で1つずつ(他の選手に)勝って形を作ってきて、今回のタッグで終わるつもりはありません。
「自分が佐山先生の一番弟子だ」と言っていますが、歴代の弟子の中で一番長くついているのは僕ですし、どうぞご勝手にという感じです。ただ会見に出ないでフザけたことを言ったり、うちのリングで好き勝手をやるんだったら、しっかり示してやりたい気持ちがあります。僕もキャリアが長くなってきましたが、まだまだこれからが全盛期だと思っています。
――今の戦い、実力に充実感があるようですね。
スーパー・タイガー:3年前から日高(郁人)コーチに見てもらうようになりました。何より日高コーチは佐山先生が信頼していますし、日高コーチの指導で格段に動きが変わりました。
――スーパー選手は格闘技だけでなくプロレスでも、さまざまな人たちとの縁があり導かれているのですね。
スーパー・タイガー:全日本プロレスさんに参戦していた時期にも野村直矢、青柳優馬、ジェイク・リーなどの選手と一緒に練習をしました。そういった経験や経緯も自身の成長に繋がりました。
――それが「まだまだこれからが全盛期」という発言に繋がってくるのですね。
スーパー・タイガー:藤田(和之)さんとやり合った後で“この先何があるのかな”と思ったとき、プロレス界で藤田さんにはない狂気を持った選手といえば村上和成だなと。
そもそも村上選手とは10何年前にやるはずだったのが、そこから試合が2回流れたので、今回が3度目の正直でタイトル戦を必ず実現させます! 僕にとってはいわば“忘れ物”なので、またその答え合わせをしたいです。
「にらみ合うだけで一瞬にして空気を生み出す“狂気vs狂気”の戦いを見せる」
――村上選手はスーパー選手の後輩である間下選手から6月にレジェンド王座を奪い、9月に船木選手を破り初防衛を成し遂げています。
スーパー・タイガー:前回の試合は船木さんが村上選手のよさを消すほど凌駕していましたが、最後は村上選手が勝つところがプロフェッショナルレスリングの奥深さというか。今回向こうは口が立つので、出る・出ないとか、「自分が佐山サトルの一番弟子だ」とか言っていて、インサイドワークが上手い。口で何か言うより身を持って示せばいいので、リングで見せます。ただ僕が(佐山門下に)入る前、UFO(世界格闘技連盟)での大変だった話やいろいろな苦労も聞いているのでリスペクトはあります。
――実際に手を合わせて、村上選手の印象は?
スーパー・タイガー:佐山先生やアントニオ猪木会長が言われていた「プロレスというのは街の喧嘩なんだ」というところを体現していて、向かい合った瞬間に相手が怯むような狂気、そういう怖さがある選手です。昔のプロレスラーが持っていたそうしたもの、覇気を持っている選手だと思います。
――“殺し”であったり、殺気を持っている選手と言いますか。
スーパー・タイガー:他のプロレスラーが「やりたくない」って言うような怖さを持っている選手で、これは藤田選手もそうですし、船木選手もそうですよね。この2人と村上選手に対しては僕も自分自身のそういう部分を出せるので、よさを出せると思います。今回は関本大介がパートナーだし本当に心強いです。ただ向こうのウルフがどういう形で掛かってくるか、村上選手も普通の試合をするわけがないので、それを計算に入れてどういうふうに作戦を立てていくか考えています。
――スーパー・タイガー選手としては今回のタッグで弾みをつけ、12月のシングル=レジェンド王座戦に持っていきたいと。
スーパー・タイガー:11月と12月は本当に“狂気vs狂気”の戦いです。猪木会長と佐山先生が言われる“怖いプロレス”、にらみ合うだけで一瞬にして空気を生み出すような試合を見せます。
――試合を楽しみにするファンの方たちへ改めてメッセージをお願いします。
スーパー・タイガー:11月しっかり勝って、12月のタイトル戦に否が応にも振り向かせます。まず振り向かせるものを出さないことには何にもならないし、お客さんも納得しないと思うので、僕が船木戦や藤田戦で出せてきた狂気を発揮して、唸らせるような戦いをするので、そこを見てほしいです。
■『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.31
力道山先生 ご生誕100年記念日感謝【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』対戦カード
【Wメインイベント② タッグマッチ 30分1本勝負】
ジャガー横田(SSPW女子タッグ王者/CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)& Sareee (フリー)
vs
タイガー・クイーン(SSPW)& 藪下めぐみ(SSPW女子タッグ王者/CRYSIS/フリー)
【メインイベント① タッグマッチ 30分1本勝負】
村上和成(第18代レジェンド王者/フリー)& ダーク・ウルフ(DarkerZ)
vs
スーパー・タイガー(SSPW)& 関本大介(大日本プロレス)
【シングルマッチ 30分1本勝負】
船木誠勝(フリー)
vs
間下隼人(SSPW)
【シングルマッチ 30分1本勝負】
ダーク・ウナギ(DarkerZ)
vs
ChiChi(Evolution)
【シングルマッチ 30分1本勝負】
日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
ガイア・ホックス(フリー)
※出場選手は変更となる場合あり。
※来る11月14日(木)は、「日本プロレスの始祖・力道山先生の生誕100年記念日」。力道山先生ご遺族からの指名により、本大会にて『力道山先生・生誕100年記念セレモニー』も実施する。
(記事提供:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス)