林水泳教室 2選手が国際大会へ 村上コーチは代表ヘッド
林水泳教室(茅ヶ崎市若松町)に所属する山本千晶選手(18・法政大1年)と西村優雅選手(20・明治大2年)がこのほど、競泳の国際大会への出場を決めた。指導に当たる村上二美也コーチも世界ジュニア選手権日本代表のヘッドコーチに選出された。
山本選手は7月にシンガポールで行われる世界水泳選手権で200m背泳ぎ、8月にルーマニアで行われる世界ジュニア選手権で100m、200m背泳ぎに出場する。
トップレベルの選手たちが集う「世界水泳」の出場権をかけた3月の予選会では200m背泳ぎに出場。レース当日は「緊張に襲われた」とし、ペース配分に狂いが生じたことが得意のラストスパートに影響したという。それでも、レースでは2位に食い込み、派遣標準記録も突破し本戦出場をもぎ取った。「優勝を目標にしていたので悔しいが、出場できて良かった」と前を向く。
国際大会にはこれまで3度の出場経験があるが、「世界水泳」は初めて。本戦では上位進出に必要とされる2分8秒台を狙う。「このタイムが出せたら決勝に行けるはず。緊張しないで、自分の最大限の泳ぎができるように頑張りたい」と意気込みを見せる。
西村選手は7月にドイツで行われる大学生の世界大会・ワールドユニバーシティゲームズで100m、50m背泳ぎに出場する。
予選会では決勝こそ7位だったが、出場資格を獲得。自己ベスト記録も更新した。練習では前半のスピード強化に取り組んできたが、その成果が得意の後半の追い上げに生かされ、タイムの伸びにつながったとされる。「初めての海外でのレースなので、他国の選手に臆することなく堂々と泳いでメダルを持ち帰りたい」と目標を見据える。
村上コーチが世界ジュニア選手権でヘッドコーチを務めるのは3度目。山本選手には「世界水泳は緊張すると思うが、また違った彼女が見られると期待している。笑顔で帰って来て」とし、西村選手には「目指すべきタイムは分かっているはずなので、目標を高く持って泳いでほしい」とエールを送った。