<ジュビロ磐田キャンプ>“静岡ダービー”終えて…MF上原力也、佐藤凌我のコメント「いい方向に進んでいる」「個人の役割は明確に」
J2磐田、途中打ち切りで“0−2”
ジュビロ磐田は今季4度目の対外試合で清水エスパルスと戦いました。結果は0−2。初めて得点を奪うことができませんでしたが、ピッチ内で選手同士がコミュニケーションを取りながら修正して巻き返すなど、ジョン・ハッチンソン監督が目指すサッカーが構築されつつあります。
雷雨により試合は2本目途中で中止。チームはこの日の夜、静岡に戻りました。2月15日の水戸ホーリーホックとの開幕戦まで残り2週間。急ピッチで仕上げ、チーム力を高めていきます。
MF上原力也・一問一答
-清水戦を振り返って。
「自分たちのやりたいことはやれていたし、いい形だったり、攻守においていい形があったけど、セットプレーから前半やられてしまったのは改善しなきゃいけないし、セットプレーの回数も少し多かったので、そこは改善したい。
(課題が)出たのはいいことだけど、1点目とかは改善できるところ。ただ、キャンプで積み上げてきたものは本当に出てると思うし、間違いなくいい方向に進んでると思う」
-1本目の30分すぎから決定機をつくった。
「監督からもあったけど、その前の時間、自分たちがゲームコントロールできなくなった。ボールを持って相手をコントロールしたり、守備でも連動できずに、一度オーガナイズすればいいところを、ちょっとバラバラになってしまったりしたところがあるので、そこは改善できるところ。ただ、チャレンジした中でのことなので、回数を重ねて意思疎通していけばもっと良くなる」
-修正力が出てきたし、コミュニケーションも良くなったのでは。
「相手を押し込んで、ビルドアップでもいい形があったし、相手コートでサッカーをする時間帯もあった。今後より良くなっていくと思う」
-相手が途中でマンツーマンになった。
「相手の嫌がることをするとか、相手に問題を与えるっていうのはチームでも共通意識としてあって、マンツーマンで相手が来て、背後にスペースを与えてくれている状況でもあったので、そこは狙っていきたい。
それと普通にビルドアップするのと、しっかり自分たちが相手を見て嫌がることをやっていかなきゃいけない。その判断は回数を重ねていけば絶対に良くなるなと思う」
-ペイショットにボールが入ったときのサポートを意識してやっていたのでは。
「セカンドボールのところはチームでも良くなっているし、あそこで拾えたら大きいスペースがあるし、ウイングもいる。何回か拾ってチャンスもあったし、ファウルをもらうこともあったし、あそこは積み重ねていくしかないなと思う」
-鹿児島入りして最初の試合と比較すると、だいぶ良くなっている感触があるのでは。
「鹿児島に入ってからは本当に良くなってるのは見えると思うし、より頭がクリアになって整備されたんじゃないかなと」
-監督が同じことをずっと言っている。
「選手も理解してきたっていうのは大きいし、成功体験を得て、チームとして戦術が浸透する大きな要因だと思う。試合を重ねるのは大事」
-試合を最後までやりたかったのでは。
「あと40分くらいだった。追わなければいけない展開だったけれど、チャンスを作れていたので。まあ、次に」
-ビルドアップはトレーニングから良くなっている。
「そうだと思う。しっかり後ろ側から運ぶことをまず最初のところから始めて、だんだんアタッキングサードのところに。明らかにチャンスの量が増えたかなと思う。そこから先が新しい積み重ねになる」
MF佐藤凌我・一問一答
-清水戦を振り返って。
「間違いなく試合を重ねるごとに、チームの戦術理解度もそうだし、個人個人の求められる役割が明確になっているので、もっとそこを落とし込んでいきたい」
-少ないタッチでの攻撃も目立った。
「自分のところに割と(相手が)食いついてきたので、持ちすぎないようにはたいて、もう1回前に入っていくのを前半は意識してやっていた。ただ、ワンタッチではたかずに自分で抜けるシーンもあったので、映像を見ながら振り返り、バランスを見てやっていきたい」
-(トップ下は)一番プレッシャーがくるポジションでもある。
「そうですね。後ろからもですし、前からプレスバックも、横からもくる。よく首を振って周りを見ながらプレーしたい」