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【大和市】部活の未来どう考える? 中学生が議場で意見発表

タウンニュース

古谷田市長(右)が見守る中、発表する生徒たち

大和市内の中学校に通う生徒たちを対象に24日、「中学生の中学生による中学生のための会議」と銘打った意見発表会が市議会議場で初めて開かれた。市政運営の参考とする市の広聴事業の一環として市が企画した。

「部活動の未来」をテーマに開催された会議には、公立9校と聖セシリア女子中学校から生徒会役員が2人ずつ参加した。議長席には司会進行役の生徒が着席し、その前で各校の生徒が部活動に対する賛否や現状の課題、要望などを自由に発表していった。

上和田中から参加した生徒は「部活動に賛成。文化祭で演奏を披露してほめられたことで自信がついたから」と笑顔で述べた。南林間中の生徒は「入りたい部活がないので帰宅部となっている。部活動はあった方が良いと思うが種類を増やしてほしい」と要望した。

こうした中、およそ半数の学校が取り上げたのは「教員の負担」だった。「先生の仕事を増やさないためにも、外部からコーチを」、「先生が足りていないので部活の地域移行を」など、市が抱える課題を生徒たちは鋭く指摘した。

各校の発表後には、学校の垣根を超え4班に分かれてグループディスカッションが行われた。生徒たちはそれぞれの立場や意見を班ごとにまとめ、議場でグループ発表として披露した。

ほぼ満席となった傍聴席からは発表のたびに温かい拍手が送られた。発表を聞いた保護者の保田鮎太さん(46)は「行政が子どもたちの声に耳を傾ける貴重な機会だと感じた。できれば何の不安もなく思い切り部活動をさせてあげたいと思った」と振り返った。

司会進行を務めた平澤佑晟さん(引地台中3年)は「緊張したが楽しかった。大人の方たちが親身に聞いてくれて、安心して各校が持ち味を出せていた」と話した。

古谷田力市長は「皆さんの意見は宝。しっかり活かしていきたい」と総括した。会議で寄せられた意見は今後、市ホームページで公開予定。

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