【川根本町・一休処】甘酒と発酵スイーツ 道の駅にチャレンジショップがオープン
静岡・川根本町の体験ミュージアム「音戯の郷」に甘酒と発酵スイーツを提供する店「一休処」が11月までの期間限定で営業しています。川根本町で起業・出店を目指す人が試験的に営業できるチャレンジショップの第1弾です。
【画像】一休処のメニュー画像 この記事のギャラリーページへチャレンジショップとは
このチャレンジショップは、川根本町内で起業や出店を目指す人が、試験的に営業するためのお店です。音戯の郷のラウンジを無料で利用でき、「テスト販売をしたい」「趣味や特技を生かしたい」といった挑戦を後押しします。
チャレンジショップに応募し、6月から営業しているのは甘酒と発酵スイーツのお店「一休処(いっきゅうどころ)」です。
8年前から発酵食品の勉強を始め、その魅力に引き込まれたという深田真紀さんが挑戦しています。
満足感たっぷりの甘酒とスイーツ
深田さんは発酵料理教室認定講師やグルテンフリーアドバイザーの資格を取得し、浜松市で料理教室を不定期に開催して発酵食品のおいしさ・手軽さを伝えてきました。
「スペアのない体だからこそ、発酵食品で免疫力をつけて健康に過ごしたい。それを発信する場所を作りたい」と話す深田さん。
一休処では地元の人にも身近な発酵食品の甘酒と、甘酒を使ったスイーツを提供しています。
フルーツ甘酒(バナナ)と甘酒クッキーのセットは350円。
甘酒というと初日の出を見に行くと配られるようなシンプルなものしか知らなかったのですが、フルーツが入るだけで、おやつタイムに食べたくなる満足感たっぷりの飲み物になりました。
付け合わせのクッキーにはナッツと、砂糖のかわりに甘酒が生地に練りこんでありました。
手軽なのにおいしくて健康的。それが発酵食品の魅力だと深田さんは話します。
今後は人気カフェでスイーツ提供
チャレンジショップをきっかけに人の輪が広がり、少しずつ理想に近づいているという深田さん。
一休処・深田真紀さん:
自分のお店を持つという貴重な体験をさせていただいています。チャレンジショップの後は、今回のご縁があって出会った飲食店「カフェグランマ」(川根本町千頭)の一員として、発酵やグルテンフリーのスイーツを提供していきます。発酵料理やグルテンフリーの料理教室も考えています
深田さんのように、エネルギーのある人が最初の第一歩を踏み出し、町がその応援することで、さらに地域が活気づいて行くと嬉しいです。
一休処は11月までの営業で、次は別のチャレンジショップは12月から2025年3月に出店者を募集する予定です。
■店名 一休処
■住所 静岡県川根本町千頭1217-2 音戯の郷
■営業時間 10:00~15:00
■営業日 9月19日、10月10・24日、11月7・21日
文/川根本町