韓国ドラマ 大ヒットの新・方程式!憧れの的「財閥令嬢」が登場する人気作品3選
今年の期待作『星がウワサするから』(tvN/2025)が、1月4日ついにベールを脱いだ。韓ドラ人気を先頭に立って牽引してきたイ・ミンホ&コン・ヒョジンが主演を務める、SFロマンチックコメディーだ。
韓国での初回視聴率は3.3%、現段階での最新話である第2話では3.9%に上昇し、好調な滑り出しを切った。
主演2人の活躍はさることながら、一部ドラマファンの目を引いたのは各登場人物の設定。韓ドラ初の宇宙を舞台にした物語だけに、既存の作品にはなかったバックボーンを持つキャラクターが目立つ。
しかしさすが韓国ドラマ、観る者に新鮮さをプレゼントしつつも、SNSを介してセレブの優雅な暮らしを覗き、憧れを抱く近年の大衆の心理を意識したかのように、“財閥令嬢”というセレブを忍ばせて確実に視聴者の心を掴みにいっている。イ・ミンホ扮する医師と深い関係のある人物だ。
一昔前までは御曹司がヒット作の定番要素で、(あくまでも私見だが)本作であればイ・ミンホが財閥の息子を演じたことだろう。しかし、ここ数年大ヒットの方程式となっているのは、女性のファンタジーが詰まっているともいえる財閥令嬢。セレブが登場して成功を収めた作品を3つ紹介する。
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愛の不時着 (tvN/2019)
『愛の不時着』ではソン・イェジンが、財閥令嬢でアパレル企業のCEOであるセリ役を務めた。自らの手でファッション及び美容会社を作って成功させたという設定だ。
作品序盤から優雅な暮らしぶりが描き出され、彼女が身に着けた衣装やジュエリーの数々は、視聴者の熱い視線を浴び瞬く間に話題に。どこのブランドのものであるか、ネット上で取り上げられたことも。
また、北朝鮮での生活が繰り広げられるなかで、徐々に華やかさは減少していくが、財閥令嬢というバックボーンが物語のスパイスとなり、時に観る者をクスっと笑わせてくれる。
マイ・デーモン (SBS/2023)
『マイ・デーモン』ではキム・ユジョンが、韓国で有名な財閥グループの後継者で、代表を務めるト・ドヒを熱演した。
相手役であるソン・ガン扮する悪魔との、トキメキたっぷりなロマンスストーリーが展開されるなか、ひときわ目を引いたのは、豪華なインテリアや華やかな衣装、バッグやアクセサリー。まるでファッション雑誌を見ているかのような錯覚に陥るほど、きらびやかな世界が広がっている。
また、悪魔から守られる存在ではあるが、どこまでも自立しており、ツンとした性格を持っているという点も大きな特徴だ。
涙の女王 (tvN/2024)
『涙の女王』ではキム・ジウォンが、財閥3世のホン・へインを熱演した。財閥グループの常務兼、百貨店の社長という設定だ。
前出の2人同様、彼女もまた上品かつラグジュアリーな衣装が瞬く間に話題となり、物語とは別の観点からも視聴者を魅了。各シーンに合わせながらも、スタイリッシュな服装やその暮らしぶりが観る者を楽しませた。
また、ホン・へインの家柄や財力を、コミカルに描いた部分も盛り込まれ、御曹司が登場するラブコメとは、一味異なる魅力を感じられる作品だ。
(ライター/西谷瀬里)