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【千葉市稲毛区】千葉国際芸術祭2025通信「マイクロ」なのに巨大!? 環境問題を考えるアート

チイコミ!

【千葉市稲毛区】千葉国際芸術祭2025通信「マイクロ」なのに巨大!? 環境問題を考えるアート

千葉国際芸術祭とは
地域の可能性をひらく市民参加型アートプロジェクトの祭典。
3年に1度の芸術祭(トリエンナーレ)として2025年に始動。

稲毛海岸のごみを巨大化して作品に

東京湾を望む、稲毛記念館の展望室。

安西剛《Giant Micro Plastic》

並んでいるのは色とりどりの大きな彫刻作品。

鉱物のような形で不思議と美しいこの彫刻、実は「マイクロプラスチック」を表しているんです。

アーティストの安西剛さんは、稲毛海岸でマイクロプラスチック片を集め、3Dスキャンし、マクロ撮影した写真を3Dモデルへマッピングしました。

それを紙による立体作品に。

つまり、目に見えないほど小さなごみを人力で「巨大化」したアート作品なのです。

見えない問題を考える機会に

ニュースでも話題のマイクロプラスチックは、海洋汚染を進める要因の一つ。

しかし、元は人間が求めた「便利さ」の象徴でした。

プラスチック製品が大量生産され、役割を失い、海を漂い、やがて微細な断片に。

その過程で刻まれる傷やひび割れは一つとして同じものがありません。

そうして生まれた断片をアート作品にすることで「見えない問題」を見つめ直すきっかけを提供しています。

会場の「稲毛記念館」では、東京湾が眺められる

展示は、稲毛記念館にて11月24日(月・休)まで開催中。

ホームページ/https://artstriennale.city.chiba.jp/visit/2025-01-20250820/

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