いき届く支援と保育を 早川 仁美さん(61)(立憲民主党3期)
――2023年4月の統一地方選で3期目の当選。市議会議員を目指したきっかけは。
「以前は生活クラブの保育の現場で働いており、保育の必要な人にいつまでも届かない現状を目にしていたが、議員が訴え現状を変えていくのを見て、私にも担えればと踏み出した」
――茅ヶ崎の課題と対策は。
「茅ヶ崎は南北だけでなく、小さなエリアごとに課題が違ってくる。また、見えてこない弱者にどう支援を届けていくか。食料だけでなく『茅ヶ崎らしさ』という文化や風土を享受してほしい。そのために、私が活動しているこども食堂や困窮者の支援などの現場を、市役所と共有してすり合わせをし、地域福祉の充実を図っていきたい」
――今後、力を入れたい政策は。
「子どもの権利条例の制定とオンブズマンの設置。高齢者向けには、おひとり様でも自分らしい最期を迎えられるよう、エンディングノートを書くだけでなく、元気なうちにその内容を決めて一緒になって設計できるような、終活支援ができるよう注力していきたい」
――リラックス法は。
「年に1回着る程度だけれど、着物を着るのが楽しみ。染や織など、地域の仕事や伝統文化を知ることができるとうれしい」