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【流山市】生きづらさ包括支援事業の新拠点 一人で悩まずに「よりそいサポートセンター」へ

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【流山市】生きづらさ包括支援事業の新拠点 一人で悩まずに「よりそいサポートセンター」へ

さまざまな悩み事相談に対応し、必要な支援につなぐ流山市の「よりそいサポートセンター(よりサポ)」。どんな相談が寄せられているのでしょうか。

昨年10月オープン半年で58件の相談

よりサポは、流山市が取り組む「生きづらさ包括支援事業」の新しい拠点です。

流山市社会福祉協議会に業務を委託し、昨年10月1日、流鉄流山線「流山駅」前にオープンしました。

1階のフリースペース。さまざまなパンフレットも置いてある

社会福祉士や精神保健福祉士、保健師など専門職スタッフが常駐し、直接来所の他、電話やメールなどで相談を受け付け。

既存の制度で支援が届いていない人たちをサポートするため、訪問型支援も実施しています。

開設から半年の3月末までに計58件の相談があり、うち44件が継続中です(取材時)。

当事者やその家族の他、地域包括支援センターや民生・児童委員、医療機関などから相談が寄せられました。

信頼関係をつくり つながり続けたい

よりそいサポートセンター前で、センター長の門馬さん(右)と精神保健福祉士の鈴木さん

相談内容は多岐にわたり、より複雑で複合的になっていると言います。

高齢の親が自立できない子を支える「8050問題」、ひきこもりや孤立、ごみ屋敷などの相談も。

市をはじめ、地域包括支援センターや相談支援事業所などの専門機関と連携し、チームで対応しています。

医療機関や民生・児童委員、地域の人の協力も欠かせません。

社会福祉士で同センター長の門馬正明さんは「すぐに解決するのは難しい問題ばかりですが、時間はかかっても信頼関係を築き、伴走していきたい。つながり続ける努力は惜しみません」と話します。

1階フリースペースは、地域の人の居場所として誰でも気軽に立ち寄れます。

毎月第1金曜には「よりサポカフェ」を開催。

その他、市民活動団体のイベントもあり、2月には県内で初めて「子育てと介護のダブルケアカフェ」が開催されました。

第2弾が6月27日(金)に予定されています。(取材・執筆/秀)

よりサポカフェの様子(提供写真)

よりそいサポートセンター
住所/千葉県流山市流山1-263-1
開所時間/午前8時30分~午後5時15分
定休日/土・日曜、祝日および年末年始(12月29日~1月3日)
料金/無料

問い合わせ
電話番号/04-7157-2625
FAX/04-7157-2634
メール/yorisoi@nagareyamashakyo.com

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