随意契約の備蓄米 赤穂でも販売 即日完売の店も
米の価格安定を目的に政府が随意契約で放出した備蓄米の販売が14日、赤穂市内のスーパーとドラッグストアであり、あわせて5店舗で計3・9トン分が売り出された。
地元スーパー「主婦の店」は赤穂店、尾崎店、塩屋店で5キロ入り(税込み2138円)を1家族1袋限定で計700袋販売。同社によると、政府が備蓄米の随意契約先を発表した以降、客から多くの問い合わせがあったといい、赤穂店の岸田仁志店長(51)は「ようやく赤穂のお客様に販売できて店としてもうれしい」とほっとした表情を浮かべた。
ドラッグストア「コスモス」は赤穂店と東浜店で5キロ入り(税込み1980円)を1人1袋限定で各店40袋を販売。両店とも同日中に完売した。
主婦の店、コスモスとも次回の入荷は未定。「行列や混乱を避けたい」として事前告知せず、入荷次第店頭に並べることにしている。