【京都 祇園祭2024】威風堂々とした姿に感動!「長刀鉾 曳き初め」
今年もこの季節がやって来ました!祇園祭は京都夏の風物詩。祇園祭のクライマックス、山鉾巡行で先頭を行く「長刀鉾」の曳き初めを見学してきたので、紹介します。(7月12日撮影)
威風堂々とした鉾に感動
祇園祭の起源は869年。疫病や災厄の除去を祈った八坂神社のお祭です。祇園祭は、古くは祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、7月1日から1ヶ月に渡り、神事や行事があります。祭のクライマックスは7月17日と24日に行われる「山鉾巡行」ですが、それに先がげて、試しひきをする「曳き初め」が7月12日に行われたので、その様子を紹介します。
祇園祭山鉾巡行で、くじ取らずの先頭を行く「長刀鉾(なぎなたほこ)」です。7月10日より、鉾立てが行われ、毎年12日に曳き初めが行われています。直前まで雨が時折降っていたようで、慌ただしくタペストリーなどが掛けられていました。
鉾先にある大長刀です。長刀は疫病邪悪をはらうと伝わります。現在の長刀は、大永二年(1522)三条長吉作の長刀を保存し、複製品を鉾頭としているそうです。
今年も曳き手として、地元の小学校の方々が参加されていました。小学生が登場して、一気に賑やかになりました。今年のお稚児さんが、通われている小学校の様です。
曳き初めや山鉾巡行の時は、山鉾が通る道路の一部の信号を、接触しないように畳まれます。この日も四条通の信号が、手際よく畳まれていました。
長刀鉾に囃子方、音頭取り、車方、そして禿のお二人とお稚児さんが乗りこまれました。総勢約50人が乗られているそうです。
いよいよ曳き初めの時間が、近づいてきました。
音頭取りが扇子を振り、「エンヤラヤー」と3回言うと、鉾が動き出します。15:30定刻通りに始まりました。
曳き方、小学生の皆さんが懸命に曳いています。長刀鉾の重さは10トン余り。鉾は時折ガタン、と言って揺れたり、ギシギシと音が鳴り、迫力があります。
鉾が無事に動き出し、威風堂々とした姿に感動!拍手喝采が起こりました。途中止まりながらも、難なく動いています。お稚児さんが稚児舞を披露し、本番さながらです。
華やかなお囃子と共に、鉾は進みます。順調に四条通を堺町あたりまで進んで行きました。
お稚児さん達が帰りの方向へ移動して、再度曳く準備をされています。
エンヤラヤーの掛け声とともに、小学生をはじめ、曳き手の皆さんが頑張られて、再び鉾が動き始めました。
帰り道も順調に鉾は動いています。
無事に会所に到着。その瞬間に、再度大きな拍手が鳴り響いていました。無事に曳き初めが終わったようです。鉾が動く姿は、迫力があり、何度見ても感動します。
17日に行われる山鉾巡行の無事を、心より祈りたいと思います。
長刀鉾 曳き初め on YouTube
曳き初めの様子をショート動画にまとめました。良かったらご覧ください(^^)
スポット情報
名称:長刀鉾 なぎなたほこ
住所: 京都府京都市下京区長刀鉾町26
関連ページ:https://naginatahoko.jp/about/