<電子マネー派VS現金派>「お金を返して」は言いづらい!⇒現金派のママ友にモヤモヤ【まんが】
みなさんは電子マネーを使っていますか? 私(カンナ)は最近使い始めました。特に便利だと思うのが、集団での支払いのとき。個別会計ができないお店の場合、まとめて払ってくれた人に端数を支払うのが難しいですよね。そんなときでも電子マネーならぴったりの金額を相手に送ることができます。「お札しかない、お釣りある?」なんて会話をしなくてよいことが、電子マネーを気に入っている一番の理由です。私は5人のママ友とよくランチ会をするのですが、この会でも電子マネーが活用されています。しかし……。
だいたい誰かがまとめて支払いをして、電子マネーでそれぞれ支払うのが定番。レジの前で揉めないし、お釣りがないなんてこともない。現金よりもとてもスムーズです。でも……。
1人だけ、電子マネーを使っていない人がいるのです。
いつもマキちゃんだけ現金徴収になるのですが、マキちゃんが端数までちょうど持ち合わせがなかったり、立て替えた人がおつりを持っていなかったりして、うまく回収できないこともあります。いつもランチ会は電子マネーで決済しているのだし、マキちゃんも始めたらいいのに……と思っています。
ユリちゃんは「みんなのこと大好きだし、マキちゃんのことも好きなんだけど、こういうことが続くとちょっと……」とため息まじりに話してくれました。
マキちゃんは悪い人じゃないとは思います。でも、こういうことが続くとちょっとっていうユリちゃんの気持ちに共感しました。そういえば私が立て替えた数百円も返してもらっていません……。
電子マネーを使わないのは、何か理由があるのかもしれません。けれど電子マネーでも現金でも、立て替えてもらったお金を返さないのはよくありませんよね。 最初は数十円や数百円だったのかもしれないけれど、それが続けば数千円、数万円になることもあります。 けれど私たちはママ友。学生時代の友人のように「昨日のお金を返してよ!」と気軽に言えるわけでもありません。だから言葉を選んでマキちゃんに伝えてみるつもりです。
貸し借りナシにしたいのに「トラブルおきないよ~!」はぁ?
電子マネーを提案しても、マキちゃんは「今までトラブルになったことないでしょう? 大丈夫だよ!」とあっけらかんと答えました。さらに「逆に、みんなが現金にしたら? そのほうが手間なくない?」とまで言っています。たまらず他のママが「それだと、端数が出たときに大変だよね。小銭がなかったらお金の貸し借りが発生するっていう話だよ……」と話を元に戻しました。
ユリちゃんはマキちゃんに対して、我慢の限界を迎えたようです。「じゃあさ、マキちゃんこの前の小銭返してもらえる? その前のも合わせて返してくれる? もう今後立て替えは難しいから。そこさえきっちりやってくれるなら現金でもいいと思うよ?」と言いました。
電子マネーが嫌だと言うから小銭を用意する代替案も提案したのに、それも嫌がるマキちゃん。そんなマキちゃんへの苛立ちが勝ったのか、ユリちゃんはだんだんと言葉がきつくなってきてしまいました。 でもユリちゃんの気持ちもわかります。穏便に解決できればよいと思うけど、やっぱり無理だったか……。 でも、このままではマキちゃんの周りの私たちが我慢することになるだけ。今日こういった話し合いができたのはよいことだったのかもしれません。あとはマキちゃんがどう出てくるかです。
もしや端数は奢ってもらう気だった?ケチすぎるのはアナタ!
マキちゃんは「うん……でも正直いくらだったんだろう。返せと言われると思ってなくて……」と、今まで立て替えてもらっていた金額を把握していないようです。マキちゃんの旦那さんは「そうだよな~。うーん。300円ずつくらい返せばいいんじゃない?」と、適当な金額を提案しているようですが……。
結局、私は200円、ユリちゃんは1000円、ジュンコちゃんは100円をもらいました。ハルカちゃんは200円をもらい、30円を返していました。ユリちゃんが「結局端数は奢ってもらおうとしてたんだね。端数を支払う私たちと、支払ってもらおうとするマキちゃん。どっちがケチなんだろうね」と、ビシッと言いました。マキちゃんは顔を真っ赤にして帰っていきました。
その後、マキちゃんは他のママたちに私たちがケチだなんだと噂しているようですが、相手にされていないと聞いています。結局残りの端数は返ってきていませんが、みんなで「勉強代だと思って、もう気にしないでおこう」という話になりました。
現金でも電子マネーでも、きちんと支払ってもらえればどちらでも構いません。立て替え分をすぐに返すか、立て替えがないように小銭などを用意してくれていれば、何も不満はなかったでしょう。 しかし一度頭に浮かんでしまった「?」は、結局価値観が合わないという証拠なのかもしれません。 価値観が合わないのに無理に一緒にいる理由はありませんよね。無理に一緒にいれば、もっと大きなトラブルになったかもしれません。今回はよい勉強になったと思うことにしました。