小田原城こども遊園地 復旧工事2年想定か
昨年8月末の台風10号の影響で甚大な被害を受けた小田原城址公園こども遊園地について、小田原市は崩落箇所の復旧工事完了までに2年程度を要するとした。これにより遊園地の休園期間を当初の2025年度から延長する。
被害を受けたのは遊具3機と両替機1台で、遊具近くのサクラが倒れ土砂崩れが発生。遊具と両替機は約5メートル下の空堀へ滑り落ちた。応急処置として現在、落下した遊具などを撤去し、崩落斜面全体を大型の防水シートで被覆している。
市は崩落箇所の復旧に向け、25年度に委託業務で工事方法を検討していくという。
こども遊園地は被害発生以降、臨時休園している。復旧に時間を要することから市は、遊具の維持管理が課題とし、復旧工事の計画と並行してこども遊園地のあり方を検討する方針だ。