阪神・淡路大震災30年 つながりで防災力強く ボランティアの意識根付く
阪神・淡路大震災では多くのボランティアが被災地に駆けつけ、1995年は「ボランティア元年」とも言われている。
ひらつか市民活動センターを運営するNPO法人湘南NPOサポートセンターの坂田美保子さんは、「多様な人の関わりが安心安全なまちづくり、突き詰めれば命を守ることにつながる」と話す。
登録団体を対象に行っているアンケートでは災害発生時に「何か(支援が)できると思う」と答えた団体数が2024年度は、前年比2倍に増加。詳細は3月に公開を予定しているが、例えば傾聴活動する団体から「避難所で話が聞ける」と案が出たり、理美容師の団体が「被災地でシェービングなどの実績がある」と声があがるなど意識の高まりを感じているという。
坂田さんは「ボランティアの基本である『できる人が・できる時に・できるだけ』の精神が根付いてきたと感じる。団体同士をつないでいく役割を担っていきたい」と話していた。