Yahoo! JAPAN

音楽と鎌倉が結ぶ縁 あす11日 カマクラシック

タウンニュース

コンマスを務める塩加井ななみさん

鎌倉好きによるプロアマ混在の管弦楽団「カマクラシックオーケストラ」が1月11日(土)、2回目のコンサートを鎌倉芸術館で開催する。コンサートマスターを今年も務めるのは、鎌倉出身のバイオリニスト・塩加井ななみさん(27)だ。現在、群馬交響楽団で活動するプロから見た「カマクラシック」の魅力を聞いた。

長谷在住の大学生・阿部晶太郎さんが企画し、昨年2月に初公演を成功させたカマクラシックオーケストラ。今年度も「鎌倉が好き」を条件にメンバーを募り、中学1年生から70代まで、年齢に性別、居住地、職業、演奏経験も異なる60人超が練習を重ねてきた。

個性あふれる楽団

昨年に続き、コンサートマスターを引き受けた塩加井さんは、メンバーの第一印象を「楽しそう」と語る。自身の両親よりも上の世代の人、なぞなぞ好きの女の子、音楽への熱意にあふれる勉強家など、「個性が強すぎる」ほど。「これまでの人生では関われない人と知り合えて、共に1つの音楽を奏でられるのが面白い。音楽で人はつながれるんだなと」

練習日に全員が集まることは難しく、日によって「聴こえる音も違う」。塩加井さんも活動拠点の群馬と鎌倉を往復する。極楽寺・七里ガ浜で大学生まで過ごし、頑張った時、怒られて落ち込んだ時はいつも海に心癒された。「群馬は海がないので、代わりに川や水辺を見て心落ち着かせています」と笑う。

「会場も鎌倉市民おなじみの芸術館だし、懐かしさもあった」。昨年は600席ある小ホールが会場で、完売報告に拍手が沸いた。「プロの楽団だとチケットを買ってくださるファンも多く、自分で『頑張って売る』大変さを思い出し、満席になるありがたみやうれしさを改めて感じました」と塩加井さん。運営など裏方を担当するメンバーにも感謝を語る。

今年は1500席ある大ホールでの演奏。ブルッフ『バイオリン協奏曲第1番Op.26』とチャイコフスキー『交響曲第5番Op.64』を披露する。指揮は佐藤有斗さん、ソリストは吉江美桜さんが務める。

成人の日を前に20歳の人を招待したり、来場者に抽選でメーカーズシャツ鎌倉のハンカチプレゼントを実施したりといった企画、マルシェも。

午後2時開演。前売り一般1500円(当日2千円)、学生は各500円引き。ウェブサイト「teket」、島森書店、たらば書房で販売中。詳細は「カマクラシック」で検索を。

練習に励むメンバー

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. ローファーは雑に毎日履けて、そして、ディスコで踊れる靴! 「Pt.アルフレッド」オーナー・本江浩二さんのローファー考

    Dig-it[ディグ・イット]
  2. 大人女子は気をつけて!老けて見えるNGショートヘア〜2025年夏〜

    4MEEE
  3. 京都ラーメンの名店 昭和の屋台発祥で深夜の〆ラーメンにも「天龍」

    キョウトピ
  4. 【7/24-26開催】越後三大花火のひとつ!“海の大花火大会”など大迫力のイベントで忘れられない夏に♪「ぎおん柏崎まつり」【新潟県の祭り・花火大会特集2025】

    025 ゼロニィゴ 新潟おでかけメディア
  5. 小腹が空いたときにおすすめ。切って煮るだけの「キャベツ」のウマい食べ方

    4MEEE
  6. 朝、テレビで『ワンコの番組』が始まると犬が起きてきて…もはや人間のような『まさかの光景』が84万再生「最後かわいすぎ」「おすわり偉い」

    わんちゃんホンポ
  7. いつもとひと味違うよ。【マルちゃん公式】の「焼きそば麺」の食べ方がウマい

    4MEEE
  8. ビールのおつまみに最適だよ。5分でできる「みょうが」のウマい食べ方

    4MEEE
  9. フラッグフットボール大会「KCFA FLAGBOWL 2025」男子の部は早稲田大が2年ぶり3度目V

    SPAIA
  10. 子猫が添い寝していたツヤツヤのぬいぐるみ→『5年後の様子』を見てみると…ビフォーアフターに爆笑の声「ホント不憫w」「好きすぎるw」

    ねこちゃんホンポ