体重管理は陣痛よりつらい!?トラウマになりかけた体重増加
1歳半になる息子の育児に毎日悪戦苦闘しているママライターのまろひろです。結婚後、夫の転勤を機に退職し、3ヶ月の妊活(病院主導のタイミング法)を経て29歳の時に妊娠しました。生理不順や子宮頸がん異形成の不安があるなか、最初に行った病院で告げられたのは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)。ショックではありましたが、薬を飲み始める前に、すぐに妊娠が分かりました。しかし、その後は、つわりに悩まされることに。
これがつわり!? とにかく食べていないと気持ちが悪い!
初めての妊娠で何も分からず、つわりはただ気持ち悪くなって洗面所に駆け込むものだと思っていた私。しかし私の場合は「食べづわり」だったようで、妊娠初期から安定期に入るまでそれが続きました。
常に何か口に入れていないと気持ちが悪くなってしまいます。食べたいものはパイナップルや海苔、チキンバターカレーなど、なんとまとまりのないこと!
当時、退職を機に資格学校へ通っていたのですが、授業中に気持ちが悪くならないよう飴やチョコなどの食べ物を常備。許可をもらって授業中も食べていました。
その結果、妊娠前は体重45kgだった体重が初めての健診(12週)でなんと体重49.5kgに! 「このままではまずい」と思いましたが、つわりを和らげるには食べるしありません。つわりが治まったら体重管理を頑張ろうと決めました。
気がつくと大台の10kg増に! 本気の体重管理へ
安定期に入り、ようやくつわりが落ち着くと同時に間食をやめました。ただ周囲から「栄養とらないと」「産めば体重が落ちるから大丈夫」などと言われ、甘い気持ちのせいか健診ごとに2kgずつ体重が増えて、妊娠7ヶ月の健診ではついに体重56.3kg(10kg増)になりました。
写真に写る自分が別人のようで、あまり写真を撮らなくなったことに気付き、本腰を入れて体重管理をすることにしました。
それでも健診のたびに増える体重…。食事制限では限界があると思い、毎日1万歩を歩くようにしました。しかしその努力も虚しく、最後の健診時の体重は58kg。増えている…びっくりするほど(泣)
出産が終わっても減らない体重。「自然に戻る」はウソ?
私の出産は分娩時間17時間で、子宮口が開き始めてからはあっという間でした。我が子に会えた感動や喜びはもちろんですが、これでもう体重管理の必要がないことが嬉しくて、出産直後に「お腹すいた!」と叫び、分娩台の上でアイスクリームをペロリ。
さらに、毎日書き留めていた“産んだら食べるリスト”から、好きなものを好きなだけ食べて幸せな気分を満喫していました。友人から言われた「産後は自然と体重が戻る」の言葉を信じていたのです。
しかし、1ヶ月健診時の体重は52kgと思ったように減っていませんでした。きっと里帰り出産で産後1ヶ月は一切動かず好きなだけ食べていたからでしょう。
息子が生後1ヶ月からは、息子のためにきれいなママでいたいと思い、毎日ベビーカーで散歩し、今まで両親に頼っていた抱っこや家事も率先してするようにしました。里帰りが終わってからは、家事と慣れない育児に追われ満足に食事も取れず、結果的に産後半年後には妊娠前の体重45kgに戻っていました。
私にとって、本当に苦しかった体重管理。油断していたこともあり、妊娠中期以降に想像以上のスピードで増える体重への対策に苦労しました。2人目の妊娠に向けて思うことは、つわりの気持ち悪さから逃れたい一心で食べ続けるのではなく、運動やテレビを見るなどして気を紛らわせること、そして妊娠期全体を通して体重管理を意識しようということでした。初めての育児は大変だけど、自分に甘い私を制御してくれる息子の存在に感謝しています。
[まろひろ*プロフィール]
1歳の息子を育てる専業主婦。アウトドアな息子に付き添い、日々公園や支援センターをはしごしています。そろそろ社会復帰をしたいなと思いつつ、2人目を希望し妊活を再開しました。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。