【自律神経の乱れと自律神経失調症】自分でできるチェックと診断のポイント
自律神経が乱れたら自律神経失調症なのか
交感神経、副交感神経のバランスが崩れて自律神経が乱れると、心身に様々な影響が現れます。めまいや倦怠感、頭痛、肩こり、動悸などのほか、イライラしたり、不安になったりというメンタル面での不調も出始めます。そうなってくると「うつ病」と勘違いされがち。しかし、それらの症状は自律神経の乱れが原因の「自律神経失調症」です。これは正式な病名ではなく、様々な症状を引き起こす自律神経が乱れた「状態」を指し、なおかつ、特に明確な身体異常がみられない場合に使われます。
ただし、自律神経失調症だと自己判断するのは危険です。心や体に自律神経の乱れからくると思われる症状が生じたら、まずはかかりつけ医や自律神経外来を受診しましょう。現在では、自律神経が正常に働いているかどうかは測定すれば数値ですぐにわかります。体に異常がないことがわかると安心して心が落ちつき、不調が改善する人も多くいます。
長く続いたコロナ禍を経て、今、ストレスから自律神経を乱すケースが以前よりも増えています。一番よくないのは、不調を感じながらも放置してしまうこと。自律神経失調症が長引くと、うつ病やパニック障害など深刻な病気を併発することもあります。まずは、見て見ぬ振りをせず向き合うことです。
自律神経の乱れは不規則な生活習慣が原因になることも多いので、専門医にアドバイスしてもらいながら、生活リズムを整えるだけでも改善します。
自律神経失調症はどのように診断されるのか
自律神経失調症の可能性があるかどうかはセルフチェックで確認ができます。症状が慢性的に続いているなら医療機関を受診してみましょう。
何科を受診する?
かかりつけ医や自律神経外来に相談するのがおすすめです。精神的な症状なら心療内科や精神科、頭痛や動悸なら内科、腰痛なら整形外科など一番つらい症状に合った科を受診するのもいいでしょう。
どんな検査をする?
問診や血液、血圧の検査をはじめ、心電図検査、胃カメラなど症状に合わせた検査をすることもあります。検査の結果、何も異常がみられない場合に、自律神経失調症と診断されます。
どんな治療法がある?
多くの場合は、規則正しい生活を送る、食生活の改善など、日々の生活の中で解消することが可能です。強い症状が出ている場合は、緩和するための薬が処方されることもあります。
自律神経の乱れは生活習慣の改善で整えることができる!放置せず、きちんと向き合うことが大切です
【出典】『1週間で勝手に自律神経が整っていく体になるすごい方法』著:小林 弘幸