【三山ひろしのさんさん歩】18年連続生産量日本一を誇る高知のニラを求めて「おきゃんぴー農園」へ
香南市といえばニラ!どこを見ても緑に染まる「おきゃんぴー農園」
今回は前回の記事に引き続き、香南市をお散歩する三山さんと川辺アナ。
香南市といえば生産量日本一を誇る「ニラ」が有名ということで、ニラ農家さんが営む「おきゃんぴー農園」へと足を運んだ。
ユニークな農園の名前に、なにやら胸騒ぎがする三山さん・・・一体どんな方がニラを育てているのだろうか?
※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください。
三山さんがニラと聞いて思い浮かぶのは「ニラしゃぶ」だそうで、ゆずポン酢や卵でちゅるちゅると食べるのがお好きなようだ。
今回もいつものように美味しいご馳走が出てくるのか?序盤から期待が膨らむぞ!
三山さんと川辺アナを出迎えてくれたのは、おきゃんぴー農園の小松哲也さん。
※おきゃんとは、おてんば・やんちゃな女の子を意味する言葉
三山さん:こんにちは!失礼します〜よろしくお願いします。うわー!すごいですねニラが!
小松さん:僕が育ててるのはこっちなんで。ハーブを育ててまして、間借りでニラを育ててます。
そう言って、ハウスの隅にあるハーブ苗を指す小松さん。
いきなりの冗談に思わず面食らう2人だが、気を取り直してインタビューを続ける。
川辺アナ:この農園のニラの特徴ってあるんですか?
小松さん:特徴は緑ですね・・・
出会って早々ウケ狙いのトークを連発する小松さん。
農園の名前もユニークだが、人柄もユニークそうな匂いがプンプンする。
思わず三山さんは「今日は荒れるぞ」と先行き不安そうにつぶやいた。
面白農家・小松さんが育てるニラの魅力とは?
実は野菜の中でも糖度が高いニラ。
そんなニラの中でも、おきゃんぴー農園で育つニラは甘くて肉厚!
ニラの葉が太く育つように収穫を通常より遅らせ、幅の広い葉に育つように管理しているのだ。
歯で噛んでも挟まりにくいような、立派なニラになるように心がけている。
ニラ農家を始めたきっかけは、元々ニラ農家をやっていた祖母からの誘いだったという。
「ニラ農家は夏遊んで、冬仕事したら暮らせる!」という甘い文句にのせられ、脱サラしてチャレンジ!
とりあえず石の上にも三年と思い、誘い文句を信じて三年間は徹底して夏は遊んで、冬は仕事に励んだ。
その結果、農業の厳しさを思い知ることとなり、楽をして稼げる仕事はない!と感じた小松さん。
そこからは、ニラに全てを捧げる思いで一生懸命働いた。
現在では6棟のニラハウスを管理し、年間40トンものニラを生産できるほどに成長したのだ。
たくさんのニラを育てて管理するのは大変ということで、ちょうど収穫時期を迎えたニラの収穫作業を三山さんと川辺アナでお手伝い!
小松さん:せっかくなので、農園にあるニラを全部お願いします!
三山さん:いやいやいや、それはちょっと・・・
さすがに農園内のニラを全て収穫する訳にはいかないので、1束だけ収穫体験!
カマでザクザクとニラの根本を切って収穫する。
すると、ニラの切り口から水分がドバッと湧き出てきた。
葉の幅が広いため断面積が広く、そこから水分が溢れ出てくる。
ニラのみずみずしさに、三山さんびっくり!
自慢のニラを使った「ニラ焼きそば」とオリジナル商品「ニラソーセージ」
三山さんと川辺アナが収穫したニラを使って、ニラ焼きそばを振る舞ってくれるという小松さん。
たっぷりのニラをフライパンに投入し、調理スタート!
これは美味しそうなニラ焼きそばが出来そうだ。
ニラ焼きそばと一緒にいただくのは、おきゃんぴー農園のオリジナル商品「ニラソーセージ」。
ニラと豚を炒めた料理「ニラトン」からヒント得て作られた「ニラソーセージ」は、たっぷりのニラに高知県産の豚と天日塩を合わせた絶品グルメ!
香南市のふるさと納税返礼品としても選定されている逸品だ。
パッケージには、小松さんの愛する妻が描いたイラストが!
旦那さんの特徴をしっかり捉えた可愛らしいイラスト。
ついつい手に取りたくなるパッケージに仕上がっている!
近隣の井上ワイナリー(香南市野市町)や天然食市場(香南市吉川)、琴ヶ浜かっぱ市(安芸郡芸西村)で販売しているほか、おきゃんぴー農園のウェブサイトで購入できるので、気になる方は要チェックだ。
そろそろニラ焼きそばが出来上がりそうだが、欠かせない隠し味があるということでご紹介。
小松さんが作るニラ焼きそばの隠し味はガーリックパウダーとカレーパウダー。
そして、最後の仕上げに使うのが「香南塩だれ」。
香南市のご当地グルメ「ニラ塩やきそば」を広めようと、観光協会が開発した特別な調味料である。
ニラ料理には欠かせないアイテムなので、気になる方はこちらもチェックしておこう!
こだわり抜いたニラで作るニラ料理のお味は?
小松さん特製「ニラ焼きそば」が完成!ということで、三山さんと川辺アナはお待ちかねのお食事タイム。
三山さん:美味しい!カレー粉ありですね。
川辺アナ:美味しい〜!ニラが太い分、味がしっかりしてて歯応えがあります!
ニラ焼きそばと合わせて、ニラソーセージもいただきます!
緑色のソーセージということでインパクト大。一体どんなお味なのだろうか?
川辺アナから思わず出た第一声は「ニラ!!」
歯応えのあるニラを包み込む豚肉が、ニラの美味しさを引き立て、クセになる旨さだ。
小松さんはニラの美味しさを少しでも多くの方に広めたいと、イベントへたびたび出店を行っているという。
撮影中は終始ふざけていた小松さんだが、ニラに懸ける想いはどうやら本物のようだ!
小松さん:自分で作ったニラを美味しい!といって食べてもらう。これは作り手としてうれしいことで、また頑張ろうと思える。出来る限り頑張ってやって、多くの方に食べてもらいたい!!
農家としてだけではなく、オリジナル商品のニラソーセージやイベント出店などでニラの魅力を多くの方に届ける姿に「これからもがんばれ!」とエールを送る三山さんと川辺アナ。
また香南市を訪れた時は、小松さんの手料理を食べたいなぁと振り返りながら帰っていくのであった。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
おきゃんぴー農園
住所:高知県香南市野市町下井772
情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや