内戦地視察を報告 海老名市在住の中矢さん
JCIジャパングローバルユース国連大使として活動している海老名市在住の中矢瞬さん(自修館中等教育学校3年)が8月27日、(公社)海老名青年会議所(清水真吾理事長/以下、海老名JC)の事務局で海外研修の報告を行った。
グローバルユース国連大使は、国際社会が抱える課題解決に向けて自発的に行動できる人材育成を目的とした日本青年会議所の事業。中学生から高校2年生を対象に全国から候補者を募り、課題作文と英語スピーチで28人が選出されている。
中矢さんは、「世界課題に関する体験が今後の大きな財産になる」とし、海老名JCの推薦を受けて事業に応募。課題作文には、小学5年まで過ごした広島県で戦争について学んだ内容を踏まえ、武力でなく話し合いによる平和をまとめた。
海外研修は6月にカンボジア、8月19日から24日までフィリピンで行われ、現地では多数の犠牲者を出した内戦地域を視察。インフラ整備が進んでいない現地の生活にも触れたという。
中矢さんは、鈴木輝彦副理事長に写真を見せながら「戦争の影響で今も現地人の生活が苦しめられている。発展途上国の商品を適正な価格で積極的に購入して支援したいと思う」と報告した。
海老名JCでは、10月に実施する「えびフェス」で、中矢さんが研修で学んだこと発表する機会を検討している。