【厚木市】都市計画道路が一部開通 11月24日に本厚木下津古久線
厚木市は、地域幹線道路ネットワークを強化する都市計画道路本厚木下津古久線の一部区間を、11月24日(月)に供用開始する。同日には開通式も開催される予定だ。
今回開通するのは、厚木市酒井1046の1から下津古久629の3に至る区間(都市計画道路酒井長谷線・交差部〜市道酒井上落合線)で、供用延長は約580m。路線総延長4160mの一部が部分開通することになる。市交通混雑対策課によると、全線の開通時期は未定だという。
同課によると、この道路は2021年度に着工。主に水田耕作地だった土地を市が取得して計画された道路だ。幅員16mの規格で整備され、2車線に加え、安全性を高める両側歩道が設けられている。供用開始部分の事業費は約7億円。
交通の円滑化へ
この開通の主な目的は、地域幹線道路との連携強化による交通渋滞の解消と交通流動の円滑化。特に、新東名高速道路厚木南インターチェンジ(IC)への主要なアクセス道路としての機能を担うことが期待されている。また、交通量の分散を図り、国道129号や国道246号などの主要幹線道路の負荷軽減も期待される。
この路線は、酒井土地区画整理事業によって創出された産業用地への主要なアクセス道路としての役割も持ち、企業誘致の活性化に大きく寄与する見込みだ。さらに、今年7月に供用が開始された酒井長谷線と合わせて整備されることにより、愛甲石田駅方面とを結ぶ広域的な交通動線が確保され、物流や通勤の利便性が向上する。
開通を祝う式典
供用開始日である11月24日には、午前10時から正午にかけて、酒井地内の路線上で開通式が開催される。式典では、くす玉割りやテープカットが行われるほか、厚南幼児園の園児による太鼓演奏(雨天時中止)や、働く車両の展示も予定されている。誰でも観覧可能だが駐車場が無いため、公共交通機関での来場を。供用開始は午後2時半頃を予定している。