【6月10日オープン】人気シェフが手掛けるヴィーガン×薬膳のレストラン。彩り鮮やか、野菜をたっぷり味わう薬膳鍋｜鳥取市

6/4(水) 17:03配信

こんにちはウタです(·Θ·)

昨年末まで鳥取市美萩野でヴィーガンランチを提供し、幅広い世代から注目を集めファンも多かったシェフ福井勇吉さん。これまでよりもっと本格的に美と健康に特化したものを提供したいと、この度新たなるステージとして、鳥取市稲葉丘で、ヴィーガンと薬膳を掛け合わせたレストランを2025年6月10日にオープンします。

今日はひと足早く皆さんにお店をご紹介しますね！

ダルマの木

私が訪れたのは稲葉山(いなばやま)の緑あふれる丘陵地にある「ヴィーガン食養生専門店ダルマの木」。

シェフでありヴィーガンプロデューサーでもある福井さんと、奥様の紀枝さんが営むヴィーガン食養生専門店です。

「食養生」と聞くと、体調のすぐれない方のためのお店？と思われるかもしれませんが、全くそんなことはなく、健康でいるために食事を通じて体調を整えたり、体質を改善したりすることを専門にしたお店です。
最近ちょっと食べすぎかも？そんな方も必見ですよ。あっ、それ私のことでした(·Θ·)

お店まではGoogleマップのナビで行けます。
お店の手前辺りで道が狭く、急な坂があるのでこの点だけご注意くださいね。

駐車場は６台止められます。道は狭いけれど駐車場は広いです♪

店名「ダルマの木」は、縁起物として親しまれている「ダルマ」に由来しているそう。
ダルマは倒れてもすぐに起き上がることから、「何があっても起き上がる」「たとえ病という苦難があっても食事を通じてその人の人生を明るくしたい」そんな思いを込めて名付けられました。

ここは、福井さんが色々な物件を巡る中、10件目にしてようやく見つけた理想の場所だそう。
写真では分かりにくいですが、右側が円柱型の建物で珍しいんですよ。

店内の様子

早速中へ入りましょう！

天井まである高さの窓が連なり、パノラマ眺望を堪能できる素敵な店内。

季節や時間の移ろいを感じることができるのも魅力です。
春には桜も楽しめるそうですよ。

間仕切りの奥には個室として利用できるお部屋もあります。

こちらは先ほど見たテラスへ繋がる引き戸。

お水はデトックスウォーターが用意されていました。

デトックスウォーターとは、旬の野菜やフルーツ、ハーブなどを水に数時間浸したもので、これを飲むだけでビタミンやミネラルなどの栄養素を、効率良く摂ることができると言われています。

メニュー

こちらがメニューです。

ランチは「美巡鍋（びじゅんなべ）」という、玄米麺の入った薬膳鍋。
味のバリエーションは、オリジナルの他にカレー、辛みそ、中華と合わせて4種類。
全て玄米雑炊セットが付いています。

美巡鍋とは、薬膳効果で血行と気の巡りを改善し、美容や健康をサポートするという意味が込められているそう。

そして嬉しいお知らせ♪
メニューにも記載されていますが、6月10日から29日まで、オープン記念として特別価格でこの美巡鍋が味わえますよ！お見逃しなく！

美巡鍋のスープのベースは、15種類の国産野菜から取った特製ヴィーガンスープに、植物性のスパイスをブレンドしたもの。
そこに、ナツメ、クコの実、松の実、シナモン(桂皮)、生姜などの薬膳食材を合わせます。
この写真にはありませんが、白・黒キクラゲ、高麗人参も食材として入ります。

この日のお鍋の具材は、左からスプラウト、三つ葉、サツマイモ、カボチャ、おかひじき、ブロッコリー、菊花、椎茸、人参、パプリカ、炙り揚げ、地元のお豆腐屋さんのおぼろ豆腐。
右の白い器に入っているのは小松菜と金針菜(きんしんさい)、白菜としめじ。

もう、この具材の豊富な種類を見ただけで健康になれそう(·Θ·)

美巡鍋(カレー)いただきました！

今回私がいただいたのは「美巡鍋(カレー)」。
カセットコンロに火をつけると、しばらくしてカレーのスパイスの良い香りがしてきました♪

「赤・黄・緑」の彩り豊かで新鮮なお野菜たち。目でも楽しめます。

お鍋は自分で具材を入れて食べるスタイル。

サツマイモやカボチャは火が通してあるので、お鍋が煮立ったらすぐに食べられますよ。

玄米麺は弾力のある食感が特長ですが、良く煮込んで、煮込みうどん風に食べるのもおススメです。

スープはガツンとしたパンチのあるカレー味ではなく、ほんのりカレーの風味がします。

驚いたのはスープ！
薬膳と聞いて独特な味わいを想像していましたが、ほとんどクセもなく、とっても美味しい！

「薬膳はお薬のような苦い味を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことはなく、深みがあって美味しいんですよ。」
福井さんはこう話します。

福井さんはこれまで多くの旅館や飲食店にヴィーガンメニューをプロデュースし、またご自身もシェフとしてヴィーガンランチを提供してこられましたが、今回、新たにオープンするお店では、ヴィーガンに加え薬膳も取り入れたお鍋をメインにされたのはなぜでしょう？

ヴィーガンに薬膳を取り入れた理由

福井さんに理由をたずねてみました。

「ヴィーガンランチを提供していた頃は、さまざまなお客様がお店に足を運んでくださいました。健康な方をはじめ、体調のすぐれない方や体質改善をされている方、ご病気の方など・・・。ですが、ヴィーガンは身体に負担をかけず体質改善できる利点はあるものの、体調不良や病気を含め、食で改善をしようと試みると、ヴィーガンだけではどうしても限界があるんです。」

福井さんはこう話します。

「そこで私は、薬膳を取り入れてみて、食材が持つ本来の医療効果を活かした料理で、身体を元気にする料理を提供できないかと考えました。」

これは食薬同源(医食同源）といって、薬も食も健康を保つためで源は同じ、つまり食事の摂り方で身体の調子を整えようという考え方なのですが、実は福井さん、薬膳マイスターの資格もお持ちなのだそう。

ヴィーガンに薬膳を掛け合わせ、気軽に食べられるお料理はないかと考えている中、スープにすることで効率よく栄養を摂ることが出来るお鍋を思い付いたのだとか。