10キロ超えを含むGT合計4本をキャッチ!【パラオ共和国】聖地へ遠征釣り旅
ルアーゲームの到達点とまで言われる魚ロウニンアジ、通称GT。釣り歴だけは20年を超える筆者が、少年時代に見たGTという魚に憧れ、大人になってもその憧れは消えず、いつかは出会いたい夢の魚。今回の釣り旅はGTの聖地といわれるパラオ共和国へ釣り旅にでた話、実釣編です。
パラオでGTを釣りに遠征
2025年2月、初日は移動日です。福岡在住の私は早朝から、福岡空港→関西国際空港→グアム→パラオまでを空路で移動します。
学生時代以来の海外は、もはや初海外同然!『昔は空港や入国にQRコードなんてなかったな』なんて思いながら移動や乗り継ぎも新鮮な旅のスタートでした。
グアムで1つミスに気づきました。日本は真冬ですが、グアムやパラオは常夏でこの日の気温は30度くらい。リュックサックに夏服をいれていない事にグアムで気づきました。仕方なくギフトショップでシャツを購入。今ではいい笑い話です!
福岡を出発して、乗り継ぎ時間も含めて約15時間後パラオに着いたのは現地時間の22時頃でした。その後ようやくホテルに到着しました。
GT釣行1日目はゲストも豊富
今回はGTガイド船をチャーターしての釣行です。今回は日本人船長がガイドを務めるPLUG-INさんに2日間お世話になりました。
さて、出航です!夢への挑戦がスタートしました!
テレビや本で見たパラオの景色を目の当たりにしながら移動をします。
タックルはパラオで釣りをしながら、次のようなタックルに落ち着きました。
そして今回使用したルアーはGTにも動きやバランスもよいこのルアーでスタートしました。
朝1番は高活性で立て続けにオキカイワリやカスミアジが連続ヒット!
ダイビングペンシルにこんなハタまで。「パラオの海はどうなっているんだ……。」とつぶやいてしまいました。
しかし、ビッグワンゲームはやはり甘くありません。この日は、潮が緩くベタ凪。ルアーゲームにはかなり厳しい日でした。朝イチのポイント以来ノーバイトが5時間ほど続き、移動を繰り返します。
水面爆発でGTヒット
船長が可能性のあるポイントを手返しよく案内してくれます。「やっぱりパラオとはいえGTは憧れなのかな。」なんて考えていました。
終了一時間前といった頃、すでに数百キャストを超え疲れもでてきたところで、『ゴボッ』と水面が爆発します。
不思議なものでかかってすぐにGTだと感じました。『これはGT!』と船長に叫びました。
時折、ジリッジリッとドラグを出されながらキャッチしたファーストGTは10キロ前後のまだまだといったサイズでしたが、思わず抱きしめて記念撮影をしていただき、手早くリリースしました。
この日は、この1本のみ。ホテルでGTの写真を見ながら眠りにつきました。
2日目はGT連発
次の日は、強風とウネリが強く釣りはしづらいものの、魚のルアーへの反応が良くなるような雰囲気。水深や天候、昨日の反応を考えてこのルアーを投げることに。
そんなルアーチョイスが当たったのか、開始4投の間になんと2本のGTが……。夢のような展開でした。サイズは11〜12キロ程度と同サイズでしたが、念願のGT膝持ちまで。
次第に海は大荒れで船上はジエットコースター状態。それでも小型のバラクーダや小型のサメを数本キャッチし、さらに終了時間前に10キロ程のGTを1本キャッチできました。
パラオにて合計4本のGTをキャッチさせていただきました。今回お世話になったPLUG-INさんのGTを釣らせるガイドは完璧の一言で感動しました。
旅をする中で数々の遊漁船に乗りましたが、これ以上のプロフェッショナルな船長には出会ったことがありませんでした。夢を叶えていただいて感謝が尽きません。
最終日はパラオ観光へ
最終日はパラオを観光です。円安に泣きながら食事をしたり、お土産を買ったりしました。
道に迷ったり、英会話にビビったりといい年してドキドキしながらの最終日となりました。そして、きっとこの旅を一生忘れることはないと思います。
一生忘れない釣り旅に
海外への釣り旅は、お金、時間、気力、許可などなど決して簡単ではないのが現実です。ですが、多くの釣り人が海外への釣り旅にリピートするそうです。
『一生忘れないだろうな』なんて感じる釣りをしてしまったら、『また近い内に!』と思ってしまいますよね。私もその1人のようです。
ちなみに、日本に帰ってきて一番最初に食べたものは、たこ焼きでした。このたこ焼きが熱々だったことも忘れないと思います(笑)。
<ヨウスケ/TSURINEWSライター>