庭先での寒仕込み 海老名の鈴木農園
海老名市望地の鈴木農園で2月5日にみそ仕込みが行われ、同園の関係者4人が軒先などで1日かけて作業した。
同園では東日本大震災を機に「作れるものは自分で」とみそづくりを始め、一般向けのワークショップも開いている。材料は「幻」とも呼ばれる津久井在来大豆。輸入大豆が増えて生産量は減ったが、在来大豆を守る活動で受け継がれている。甘みとまろやかな味わいが特長という。
ゆでた大豆を丁寧につぶし、麹(こうじ)と塩を混ぜたものを加えてだんご状に丸め、空気が入らないように保存容器へ。涼しい場所で熟成させると、夏を迎える頃に食べごろになるという。参加した阿部紀子さんは「シンプルにキュウリにつけて食べるのがおすすめ」と話していた。