京都で全てが日本初公開の展覧会『どこ見る?どう見る?西洋絵画! ルネサンスから印象派まで』開催、音声ガイドはディーン・フジオカ
6月25日(水)~10月13日(月・祝)の期間、京都市京セラ美術館 本館北回廊1Fにて、全てが日本初公開の『どこ見る?どう見る?西洋絵画!ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館』が開催される。音声ガイドナビゲーターはディーン・フジオカが担当する。
カリフォルニア州の最南端に位置するサンディエゴは、スペインからの植民者によって築かれた町で、現在では同州第2の人口を擁する大都市。サンディエゴ美術館は地元の有力市民たちの主導のもと1926年に開館し、16世紀スペインのプラテレスコ様式を復古した。世界各地の美術作品約32,000点を所蔵する中でも核となるのは、米国西海岸において最初期に収集されたヨーロッパ古典絵画のコレクションで、スペイン美術の宝庫でもある。
同展に出品される作品は54点すべてが日本初公開。なかでもジョットやジョルジョーネの作品はいずれも北米には数点しか所蔵されない貴重な作例であり、フアン・サンチェス・コターンの静物画「マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物」は、17世紀スペインの静物画の代表作として世界的に最もよく知られた傑作。サンディエゴ美術館の顔ともいえる重要作となる。
加えて、東アジアにおいて唯一の体系的なヨーロッパ絵画のコレクションを所蔵する国立西洋美術館の所蔵品6点もあわせて構成される。異なる文化や歴史のなかで描かれた西洋絵画をどのように見ると楽しめるか、鑑賞のヒントを提案。ルネサンスから 19世紀印象派まで、約60点の作品で600年を旅するようにたどりながら、ひとりひとりの「どこみる」を探せる展覧会となる。
音声ガイドナビゲーターは海を越えてアジアでも活躍中のディーン・フジオカ。サンディエゴ美術館が位置するアメリカ・西海岸への留学経験もあるディーン。東アジアを代表する国立西洋美術館のコレクションと西海岸の人々のアメリカン・ドリームを背負ったサンディエゴ美術館の魅力を、深みのある優しい声で届ける。ナレーターはTBS アナウンサー・日比麻音子が務める。
名画がモチーフのオリジナルグッズも展開。スルバランの「神の仔羊」の愛らしさをそのままに触感とフォルムにこだわったぬいぐるみや、脱力系の表情が魅力の巾着、天使の羽根をモチーフにしたポーチなどを用意している。国産の野菜や果物をふんだんに詰めこんだベジギフト「ベジターレ」や、累計500萬部を超える絵本『ねずみくんのチョッキ』と同展のコラボ商品も登場。すべて、展覧会特設ショップでの限定発売となる。
チケットはイープラスにて販売中。