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【宇城市】天にも昇るほどの幸せ!アンティークな空間で味わうキラキラの極上タルト「果実のタルト 天満屋」

肥後ジャーナル

【宇城市】天にも昇るほどの幸せ!アンティークな空間で味わうキラキラの極上タルト「果実のタルト 天満屋」

風情ある港町に並ぶ、松合の白壁土蔵群。 皆様、行かれたことはありますか? 歴史を感じさせてくれて、なんだかのんびりできる場所なのですが、そこに地元の果樹園が営む、極上のフルーツタルトが味わえるお店があります。 オシャレなアンティーク空間で味わうタルトといったら、この上ない美味しさ…!贅沢な時間が楽しめる、おすすめのお店です。

歴史ある白壁土蔵群

「果実のタルト 天満屋」があるのは、宇城市不知火町の松合地区。

昔ながらの、美しい白壁土蔵の街並みが残る場所で、こちらの一角に、今年6月22日にオープンしたばかりの、まだ新しいお店です。

こちらは、明治期より醤油醸造を営みながら魚問屋や農業などを行ってきた古商家「天満屋」の建物を、リノベーションしてつくられたお店です。

お店のすぐ向かい側と隣に、広々とした駐車スペースもあります。

中に入ってみると、お店のカウンターや、白鷺が描かれた美しい襖など、どこを切り取っても絵になる風景。 もう今となっては手に入らないような貴重な木材も多く使われているそうで、長い年月を経ているからこそにじみ出る味わいが、ここにはあります。

照明やテーブル、イスなどもすべてアンティーク品でそろえられていて、しっとりとした大人の空間…。

レトロな雰囲気を残したまま、かつオシャレで洗練されたアールデコ調の空間に改装されていて、こんな空間でゆったり時を過ごすだけでも、とびきりの贅沢です。

キラキラの宝石のような珠玉のタルト

ここに並ぶのが、うちやま果樹園で栽培されている旬のフルーツを使った、贅沢な果実のタルト。

輝くほど美しい、シャインマスカットを使った翡翠タルトに、不知火のタルト。

そして、黒葡萄のタルト、その名も<夜に、>。 どれもキラキラと美しく、宝石のように輝きを放っていて、見ているだけでもうっとり…。 果樹園直営のお店なので、果物の鮮度や美味しさは抜群で、間違いのない一級品です。

ドリンクも充実しており、オリジナルブレンドのコーヒーや、アールグレイ、うちやま果樹園で育てられたマイヤーレモンを使ったマイヤーレモンソーダにマイヤーレモンミルク、さらに、クラフトビールの不知火ペールエールや不知火ワインといったアルコールも提供されています。

極上のタルトをいただきます

早速こちらで、果実のタルトをいただいてみることに…。 まずは、旬のシャインマスカットを使った翡翠タルト(1400円)。

サクサクのタルト生地に、マスカルポーネを使ったムース層。 さらに、シャインマスカットの果汁で作られたゼリーの層の上に、フレッシュなシャインマスカットがふんだんに敷き詰められており、さらにゼリーでコーティングされ、金箔も散らされているという、幾層にも重なる、手間暇かけてつくられた極上のタルトです。 食べてみると、甘くてみずみずしいシャインマスカットの食感と、さわやかでふわっと軽い口どけのマスカルポーネのムースが絶妙に溶け合い、もう絶品…!はわぁ~っ、幸せ…!!!それ以上の言葉が見つかりません。

横から見ても、この厚みとボリューム…! まるで芸術作品で、ナイフを入れるのが惜しいほどです。 さらに、通年で提供されているという、看板商品の不知火のタルト(1500円)。

こちらも、1カットあたり、不知火丸々1個分以上はのっているという、贅沢すぎるタルトです。

隙間なく並べられた、甘い不知火と相性が良いようにと、こちらはクリームチーズのムースになっています。

この、ムースの上に盛られた不知火のボリュームたるや…!果樹園直営だからこそできる贅沢です。 ムース層もとても上品で、甘さ控えめなので、フルーツ本来の味がたっぷりと堪能できる、珠玉のタルトです。

マイヤーレモンソーダも、はちみつとお砂糖につけられた果皮がたっぷりと入っていいて、爽やかな酸味と甘みで、こちらも美味しい…!本物の空間で、本物の果実を使った、本物のタルトが味わえる、すべてに妥協がない、洗練されたお店です。

松合に元気を…!内山さん夫妻の想い

こちらのお店を営まれているのは、うちやま果樹園の内山さんご夫妻。

ご主人が丹精込めてつくられたフルーツを使って、奥様がタルトをつくられています。 奥様は、お菓子作り未経験から始められ、湯布院の「ゆらり」というプリン屋さんで、約1年間、タルトの修業を重ねられてきました。 子育てをしながら、湯布院のお店で学んだことを家で実践しつつ、時には涙も流しながら、お菓子作りに励まれてきたそう。 フルーツの大きさの選別や、フルーツのカットなど、すべて手作業で、愛情込めてつくられています。 そしてご主人も、数年前、母校である松合小学校が閉校となったことに危機感を覚え、農業のかたわら、町おこしの取り組みもされています。 「果実のタルト 天満屋」をオープンされたのも、「松合地区に残る歴史ある白壁土蔵の建物を守り、次世代へとつないでいきたい」との想いから。 自分たちの手で地域を活性化させていきたいと、朝市の会長を務めるなど、地域の活動にも積極的に参加されています。 かつては醸造と漁業のまちとして栄えた松合地区を復活させる新しい灯となるような、「果実のタルト 天満屋」。 歴史ある街並みの散策とともに、旬の新鮮な果実を使った、これ以上ないほどの贅沢なタルト、ぜひ味わってみてくださいね!

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