周防大島沖・八島での磯フカセ釣りで70cm級筆頭に大型マダイを連打【山口】
初夏の暑さを感じる6月8日、山口県の釣り仲間のナビゲートで、山口県周防大島沖に浮かぶ八島に釣行してきました。この八島は、瀬戸内海で豊後水道に最も近い場所にあり、マダイ、チヌ、クロといった豊富な魚種が狙えることで有名です。特に、大型のマダイが釣れる可能性が高いと聞いており、釣行前からどんな魚と出会えるのかとても楽しみにしていました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・藤本みどり)
初夏の周防大島沖・八島で磯フカセ釣り
渡船は、ブラックマオの弘中船長さんにお世話になりました。このエリアを渡しているのはこの船だけだそうです。
常時渡船しているわけではなく、船長さん自身もフカセ釣りに力を入れて釣行を重ねているため、頻繁に釣り人を上げていないことから秘境の地と呼ばれるのでしょうね。
集魚剤と仕掛け選びでマダイを攻略
ターゲットがマダイ・チヌ・クロということで、餌はクロとチヌ用の集魚剤を配合。釣まんの「グレナビ」と「カラーチヌ」を選択しました。上から下まで広範囲を探っていきたいと思います。
浮きは、釣研の「大征黒00」で遠投し、流れの中に仕掛けをのせていきたいなぁと思いました。そう、マダイ狙いですよ~!同礁の江藤さんは、マダイに加えて沈み瀬周りのクロをも狙うべく、オールマイティーに釣研の「インセンドG7」で勝負です!
早速ヒット!大物マダイと格闘
左流れの海を見て、仕掛けを投入してみます。すると、いきなりのヒットです。重量感ある魚を感じながらやり取りをするも、途中でふっと軽くなりました。
あ~、針外れか…と仕掛けを手繰り寄せると針には大きなタイノエが付いています。逃がした魚は大きかった(涙)。
慌ててもう一度チャレンジです。期待通りに、またも良型だと分かる引きです。魚は手前の沈み瀬に猛突進で走り、残念ながらラインブレイク。気を取り直して、三度目の正直に賭けるもまたもバラシしてしまい、でも心臓はバクバクです。なんて面白いんだ!
ベテランの江藤さんが70cmマダイをゲット
隣で釣りをしている江藤さんの竿が綺麗な弧を描いています。落ち着いた様子で魚を引き寄せています。うっすらと水面に映った魚は良型のマダイです!
しかし、このマダイが近づいてもなお力強い引きを見せ、海面に潜ります。ベテランの江藤さんは動じることなく、ふわりと浮かせました!70cmはありそうな、とても美しいマダイがタモに収まりました。
続々ヒット!マダイ、クロの豊漁を楽しむ
私もあきらめることなく、憧れのマダイを狙います。マダイの潮なのでしょうか…。期待を裏切ることなく、気持ちがいいほどのアタリがあり、首を振っている様子からもうマダイだと分かります。江藤さんが私のマダイが海面に浮かんだと同時にすぐに掬ってくれました!
その後もマダイが会いに来てくれましたよ~!
今度はクロを狙うと宣言した江藤さん!有言実行で、沈み瀬周りのクロを丁寧に釣っていきます。35~45cmのクロを手際よく釣り上げていきます。
釣り仲間も大満足!八島での釣果報告
ここは様々な魚種が楽しめる磯場だというのを実感しました。ウマヅラやチヌまでも~。釣り人を飽きさせることなく、美味しいお土産ができますね。
港に戻ると釣り仲間も良型の魚を手に笑顔でした。こんな夢のような場所があるのですね~!
5~7月中までは好調な兆しがする周防大島。リゾート気分を味わえる、そんな島でした。
<藤本みどり/TSURINEWSライター>