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FM802料理部『ROCK & DISH』アジカン伊地知、フジファブ金澤が来年の幸福を願うを願うオリジナル「ブレンドティー」を試作

SPICE

金澤ダイスケ、伊地知潔

ASIAN KUNG-FU GENERATION・伊地知潔(Dr)とフジファブリック・金澤ダイスケ(Key)率いるFM802料理部のイベント『FM802 料理部 RADIO CRAZY 編 supported by TESCOM』が12月27日(金)~29日(日)の3日間、インテックス大阪にて開催されるロック大忘年会『FM802 35th ANNIVERSARY “Be FUNKY!!” ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2024 -レディクレ15th-』12月28日(土)で実施される。

バンド業のかたわら、料理Youtubeの発信やレシピ本の出版を行い、ともに料理好き・料理通として知られるふたりによる恒例イベントで、KANA-BOON・谷口鮪、ストレイテナー・ホリエアツシ、藤巻亮太など、さまざまなゲストを料理と音楽でもてなしてきた『ROCK & DISH』。

ゲストのオーダーを元にした公開クッキング&トーク、ライブセッションはもちろん、ふたりがこだわったグルメなグッズも毎回注目を集めているこのイベント。即完売となった前回の「オリジナルふりかけ」に引き続き、今回は、ふたりが茶葉を選んで作る「オリジナル大福茶」を販売することに。伊地知と金澤、スタッフ一行は、大阪市内某所にて試作会を実施した。

新年の始まりを祝う”大福茶”がテーマ

今回、お茶の選定・調合に協力してくれたのは、FM802・DJ内田絢子と親交の深い中国茶ソムリエ、髙田小絵子さん。京都・左京区で予約制の中国茶サロン「銀月サロン」を営み、季節にあわせた茶会や中国茶教室を開催している髙田さんは、中国国家茶芸師・評茶員の資格を持ち、中国・台湾で買い付けたお茶の輸入販売、飲食店のティーペアリングの監修なども手掛けている。

髙田小絵子さん

そんな多忙な髙田さんが、ふたりに提案してくれたのは、新年を祝う縁起のよいお茶「大福茶」だ。「大福茶」とは、新年の始まりを祝う伝統的な風習として関西で親しまれているお茶で、無病息災を願って、お正月に飲まれるもの。

関東出身のふたりにとって、あまりなじみのない大福茶だが、健康・長寿を願うなど、考え方はおせち料理と同じ。大福茶には、“喜ぶ”のごろ合わせから、お祝いを意味する昆布や梅干を合わせることも多いが、今回は保存性も考え、お茶のみでブレンドをすることに。髙田さんが自ら薬膳の里、兵庫県・丹波市に赴き、厳選したお茶やハーブの中から、ふたりが気になるものを選んで調合・試飲し、オリジナルの「大福茶」を作っていく。

まずは希少な烏龍茶を試飲

お茶のブレンドをはじめる前に「まずは、おいしいお茶を飲んでみませんか?」と髙田さん。工夫式とよばれる伝統的な中国茶の作法で、広東省の希少な烏龍茶、鳳凰単叢(ほうおうたんそう)を淹れてくれた。中でも鴨屎香(ヤシシャン)という品種は、優しい花のような香りが特徴で、日本ではなかなか手に入らないものだそう。じっくりと茶器を温めて丁寧に抽出する髙田さんの所作に思わず見惚れるふたり。「何煎も楽しめるのが中国茶・台湾茶のいいところ」と髙田さん。

1煎目を口にした伊地知は、「めっちゃいい香り!甘さと柔らかさを感じます」。金澤も「美味しい……ヒーリング音楽と相まって癒されます」とうっとり。3煎目までじっくりと味の変化を楽しんだ。

お茶の効果で汗がとまらくなった伊地知

丹波産の茶葉を駆使した癒しのお茶が完成

テーブルの上にズラリと並べられた材料は15種。その内、「日本のお茶を中心に選んでみました」と髙田さんが選んだベースとなるお茶は、丹波秋番茶、丹波ほうじ茶、台湾四季香、台湾密香紅茶、台湾凍頂ウーロン茶の5種。太陽をサンサンと浴びたノンストレスのお茶は体にとても良いとのこと。

15種の茶葉やハーブで大福茶をつくる

さらに丹波の名産、黒豆も用意。黒豆は、大福茶の定番材料で、”まめまめしく”を意味し、おせち料理でもおなじみだ。今回は、特別に丹波の黒豆農家で黒豆茶用に火を入れてもらったそうで、この黒豆をベースに作るのもよさそう。さらにペパーミント、菊花、カモミール、マリーゴールド、ヨモギ、はぶの実、どくだみ、はとむぎ、レモングラスの全10種から料理を作る感覚で、小さなティーバックに合計約2gになるように茶葉を合わせていく。

「わー難しい……どうしよう!」と頭を抱える伊地知だったが、丹波の黒豆が気になる金澤は、早速、「女性に優しいお茶を作ります」と黒豆をベースに、眼精疲労に効果のある菊の花、体を温めるヨモギを調合。

「何種類ぐらい混ぜるのがベストかなあ…」金澤

一方、伊地知は、悩んだ末に優しい丹波秋番茶をベースに、華やかなカモミールとはぶの実をブレンド。試飲した髙田さんは、「カモミールがきいてて美味しい!」と絶賛した。その後、レモングラスをメインにするなど何種類か試作するも、最初の感動を越えられずに、1作目のお茶「香福番茶」がベストテイクとなった。

「レモングラスは香りが強すぎるからカモミールはどうかな」伊地知

金澤は、「これでも十分美味しいんだけど……」と黒豆ベースをブラッシュアップ。ほうじ茶、黒豆に丹波秋番茶を少し加えて香りをたたせる作戦に。ベースのお茶を3種混ぜるというアイデアに髙田さんは、「めっちゃファンキー!(笑)自分にはない発想だけど新鮮で面白いです」と感心しきり。
金澤渾身の2作目、その名も「TAMBA3」を試飲した伊地知やスタッフからは、「めっちゃ美味しい!」「ほっこりする!」と大好評を得た。「丹波の優しいもののしか入れてないから」と金澤も満足気だ。「大福茶のコンセプトにもあってるし、お正月という感じがします」と髙田さん。さらに「2つをセットにしたときのバランスがとてもいいと思います。金澤さんのお茶のほっこりした感じと、伊地知さんのお茶の華やかな感じ。違いがうまく出ていていいですね!」と太鼓判。後日、配合を微調整して、商品化へと進むこととなった。

お正月にピッタリのお茶ができました

「2つのお茶の違いを楽しんでほしいですね」(伊地知)

「完成が楽しみです!ありがとうございました」(金澤)

いったいどんなお茶が仕上がったのか!お正月にぴったりの料理部オリジナル大福茶は、インテックス大阪1号館 FM802ブースで販売されるので、ぜひ『RADIO CRAZY』に参加してGETしてほしい。

金澤ダイスケ、高田小絵子さん、伊地知潔

取材・文・撮影=岡田あさみ

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