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「東山ふれあいの森」公園整備に尽力 森づくり名張

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森づくり名張のメンバー

 四季折々の自然が楽しめる三重県名張市下比奈知の「東山ふれあいの森」は、敷地面積約17万平方メートル、東京ドーム3・6個分に相当する広さを持つ森林公園。整備活動に取り組んでいるのが、グリーンボランティア「森づくり名張」だ。

 元々はグリーンボランティア「森づくり三重」が2001年から維持管理に携わっていたが、当初は名張市在住の会員はおらず、四日市市や津市など遠方からメンバーが通って作業をしていた。その後、名張市の参加者が徐々に増えて十分な体制が整ったため、今年4月に新団体として独立した。

 現在は同市と宇陀市内在住の約15人が月2回、木曜の午前中に活動している。内容は森林や遊歩道の整備、清掃、サワフジバカマの植栽など多岐にわたる。チームで公園内を巡り、危険箇所や伐採の必要がある枯れ木を判断し、作業にとりかかる。

 近年は、線虫が松を枯らすいわゆる「松くい虫」や、害虫の「キクイムシ」による被害が増えているため、伐採に多くの手間がかかるが、メンバーたちは作業を分担しながらチェーンソーやロープを駆使し、チームワークよく作業をこなす。代表の栢部宗嗣さん(74)=百合が丘西1=は「市民の大切な公園を維持するため、活動を続けることが大事」と話す。

木を切る作業

若い力求む

 メンバーは30代が1人、他が70代と高齢化が進んでおり、今後の活動を支える若い力を求めている。栢部さんは「若者にも興味を持ってもらえるよう、新しい取り組みも模索している。森林保全活動に少しでも興味ある方にぜひ加わってほしい」と笑顔で語った。

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