【西武】源田壮亮選手インタビュー 対ロッテ17戦目でのシーズン初勝利試合終了の瞬間は……
8月30日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武―日本ハム18回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。ロッテ戦シーズン初勝利を挙げた試合を振り返ってもらった。
――ついにロッテ戦(8月29日、17回戦)で勝ちました。試合終了の瞬間はどのような気持ちでしたか?
源田「やっとひとつ勝てたなという感じですね」
――8対0というワンサイドゲームでしたが、6回表で4対0になった時、源田選手は何を思いましたか?
源田「リードしている展開から何度も負けているので、余裕はあまり感じていなかったです」
――前に源田選手がおっしゃっていた「ロッテ戦は知らないうちに負けている」という言葉が私の心に刺さっていて、リードが縮まっていつか逆転されるかもしれないという気持ちを持って選手たちは戦っているじゃないかなと思っていました。
源田「ロッテ打線は役割分担がしっかりしていて、守っていて本当に嫌なチームですし、打線がつながると大量得点もあるので、気の緩みはないようにといったところですね」
――渡邉勇太朗投手、佐藤隼輔投手、平良海馬投手、ボー・タカハシ投手が8回まで踏ん張りました。後ろで守っていてどうご覧になっていましたか?
源田「勇太朗がすごく頑張っていましたし、『何とか勝ち切りたいな』と思いながらプレーをしていました」
――源田選手は2安打を放っていましたが、9回表の打席ではフォアボールを選び、そこから4得点を挙げるきっかけになりましたね。
源田「フォアボールは自力で勝ち取ったというよりかは、他力な感じでしたけど得点につながってよかったです」
――雨が明らかに激しく降り始めた9回裏、グラウンドはどんな状況だったのでしょうか?
源田「フライが上がったら雨粒がライトに反射して本当に見えないですし、ゴロが来たら投げられない、どうしようかなという感じでした」
――試合は一時中断して、試合再開後に飛んできたショートライナーを源田選手が見事にダイビングキャッチをしましたね。
源田「はい。捕れてよかったです」
――どういった準備をしていましたか?
源田「(中村奨吾選手が)ずっと右方向にファウルを打っていたので、一歩だけセンターラインのほうに寄っていて、たまたまそこに打球が来たのでよかったです」
――今シーズンも源田選手にファインプレーに至るまでの話を何度も聞いてきましたが、一歩だけあっち、二歩だけこっちということを必ず話しますよね? そういう経験が生きるんですね。
源田「そうですね。よかったです」
――集中力が切れていたらなかなか反応ができなかったと思います。
源田「もう何も考えてはいなかったですね」
――守っている時の緊張感は相当高かったということですね?
源田「そうですね。いろんな想定はしていました。もしゴロが来たらめちゃくちゃ走って投げる距離を短くしてから投げようかなとか思っていました」
――上田大河投手が9回、2アウトからフォアボールを出しました。そのあと豊田清投手コーチがマウンドに向かい、源田選手を含めほかの選手たちもマウンドに集合しました。みなさんでどのような会話をされていたのですか?
源田「マウンドがもう投げられる状態ではなかったので、『足を滑らせてケガだけはしないようにね』という話をしました。マウンドに土を入れる雰囲気でもなかったので、『頑張ってストライクを投げて』みたいな感じです」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー