大和市消防 「障害突破」で1位 県救助技術指導会
消防救助活動の技術を競う第49回「神奈川県消防救助技術指導会」がこのほど、県総合防災センター(厚木市)で開かれ、障害突破の種目で大和市消防が優勝した。
障害突破は、5人1組で行い、「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作で5つの障害を突破する競技。
チームを組んだのは樗(ぶな)沢(さわ)和人消防副士長(30)、山手和樹消防副士長(28)、高野龍之介消防副士長(27)、柴田爽生(そうい)消防副士長(27)、佐々木翔慎(しょうま)消防士(25)の能力や経験に基づいて選ばれた5人。17チームが出場する中で2位と0・7秒差の94秒6を記録し1位となった。
同種目はスピードだけでなく、安全性や正確性も審査対象となっており、持ち点が500点あり減点方式で得点が決まる。同チームは全くミスの無い動作で、減点なしの満点を記録した。
チームリーダーを務めた樗沢消防副士長は「2月から毎日厳しい訓練を続け、優勝という最高の結果でうれしく思います。隊員たちの自信にもつながると思います」と話していた。
今大会の優勝を受けて、7月18日(木)に千葉県消防学校で開催される第52回「消防救助技術関東地区指導会」に県代表として出場する。