【汗対策】ミレーの “網インナー” は神…だけど高すぎる → 1345円の類似商品を試したらこうだった / おたふく手袋「冷感3Dファーストレイヤー」
6月とは思えない暑さが続く日本列島。一刻も早い汗対策が急務だが、その最高峰が、以前もご紹介したミレーの “網” こと『ドライナミック メッシュ』であることに異論の余地はないだろう。
いまだにこれを超える汗対策インナーは存在しないと思っているが、いかんせんミレーの網は高すぎる。Amazonで買おうとすると、余裕で5000円以上するのが現実だ。
もっと安く、似たような性能をもつアイテムはないものか?
・史上最強インナー
ミレーの『ドライナミック メッシュ』。その最大の特徴は、メッシュ生地皮膚表面から汗を吸い上げ、外側に放出することで、汗で濡れている感覚がほぼ完全に消滅する点にある。
これにより、汗で塗れたインナーが肌に触れた時の不快感が、限りなくゼロになるのだ! どう控えめに表現しても神であり、これ以上のインナーはないと私(あひるねこ)は確信している。
だがしかし!
・弱点:高い
2025年6月23日時点でのミレーの網のAmazon価格は、どのサイズも1枚5000円前後……!! インナーとしてあまりに高額であるため、日々のストック用に何枚も買うのは難しいと思われる。
そこで今回購入したのが、おたふく手袋の『BODY TOUGHNESS 冷感3Dファーストレイヤー』というインナーだ。
・類似商品を試す
商品説明によると、「2層構造の3Dメッシュ生地が(中略)汗を瞬時に肌面から外側へ移動させ、いやなべたつきを軽減します」とのこと。そう、ミレーの網と非常によく似た性能である。
ただ一つ違うのはお値段で、2025年6月23日時点のAmazon価格は、なんと1枚1345円(税込)! ミレーの網の約4分の1なのだ。これは安い!!
見た目はたしかにミレーの網に近いが、こちらはもっとメッシュ感が強い。ミレーよりも生地が柔らかく、よく伸びる印象だ。Mサイズを購入したのだが、Sサイズでもよかったかもしれない。
また、ミレーを着用すると高度な変態が爆誕するのに対し……
『冷感3Dファーストレイヤー』着用時の変態度は、まだ落ち着いている。これならサウナや銭湯の脱衣所で二度見される心配はないだろう。肌に網の跡もつかなかった。
そこで今回は、『冷感3Dファーストレイヤー』の上からさらにインナーを着用し……
薄手の半袖シャツを着て出勤してみることに。
・汗検証
私は顔にはあまり出ないが、胸と背中にかなり汗をかく方だ。ミレーの網インナー以外だと、駅に到着した時点で汗でずぶ濡れになって不快感MAXになってしまう。果たして『冷感3Dファーストレイヤー』の実力は……?
結論から述べると、ミレーとは完全に別物だと考えた方がいい。ミレーの網の、あの魔法としか思えない吸収性は、残念ながらこのインナーからは感じられなかった。背中を汗が伝う感覚もしっかりある。
もちろん、ただの素インナーよりは優秀だが……出勤中、汗による張り付きや冷えといった不快感はそれなりにあった。やはり約4000円の差はデカいということか。
シャツに汗染みができなかったのが不幸中の幸いだ。
……と、なかなか辛口なことを書いているが、実は『冷感3Dファーストレイヤー』が凄いのはここからだった。会社で仕事をしている途中、ふと気づいたのである。
汗が完全に乾いていることに。
・途中から超快適に
普通のインナーだと、一度汗でびちゃびちゃに濡れたら終わりみたいなところがあるが、『冷感3Dファーストレイヤー』は、いつの間にか何事もなかったかのように元の状態に戻っているのだ。
時間差で効力を発揮するような感じか。不快感もしっかり消えて嬉しかった。
よって結論としては、『冷感3Dファーストレイヤー』はミレーの網の代替品としては心もとないが、普段タンクトップなどをインナーにしている人とっては革命的なアイテムだと思われる。
金額も普通の肌着とあまり変わらないので、「網インナーは気になるけど5000円も出せない!」という人は、体験版のつもりで試してみるといいかもしれない。
参考リンク:Amazon「おたふく手袋 BODY TOUGHNESS 冷感3Dファーストレイヤー」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.