「ビッグバン★セオリー」スピンオフ決定 ─ コミック店主スチュアートがマルチバース騒動巻き起こす
大ヒットコメディ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」より、コミック店の店主スチュアートを主人公にしたスピンオフ「Stuart Fails to Save the Universe(原題)」の制作が米HBO Maxにて正式決定した。本家とは異なり、マルチバースやCGIを駆使したSF要素満載のコメディになるという。
直訳すると「スチュアートはユニバースを救えない」と題された本作。公開されたあらすじには、次のように記されている。
「スチュアート・ブルーム(ケヴィン・サスマン)は、シェルドンとレナードが作った装置を壊したせいで、誤ってマルチバースのアルマゲドンを引き起こし、現実世界を元に戻す任務を負うことに。彼は恋人のデニース(ローレン・ラプカス)、地質学者の友人バート(ブライアン・ポゼーン)、量子物理学者で厄介者のバリー(ジョン・ロス・ボウイ)の助けを借りて、この任務に立ち向かう。その過程で、『ビッグバン★セオリー』でお馴染みのキャラクターたちの“別宇宙バージョン”も登場。しかしタイトルが示す通り、上手くはいかないのだった。」
製作総指揮は、本家を手がけたビル・プラディ&チャック・ロリーに加え、『』の原案や『フリーガイ』『レディ・プレイヤー1』などの脚本で知られるザック・ペン。数々のSF大作を手がけてきたペンの手腕が発揮されそうだ。
発表に際して、プラディは「『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちを、彼らが愛する複雑なSFの物語にコメディ要素を残しつつ登場させることは、本当に満足度の高い仕事でした」とコメント。ロリーは「自分のコンフォートゾーンを抜け出すような過激なことがやりたかったんです」と述べ、ペンは「チャックとビルが創ったユニバースで、このクレイジーな番組を作る旅に出ることができました」「これ以上ないほど光栄です」と記した。
キャストには、サスマン、ラプカス、ポゼーン、ボーイが復帰。他にもお馴染みキャラの登場が示唆されていることから、別世界のシェルドン&レナードとしてジム・パーソンズとジョニー・ガレッキの出演も期待できそうだ。
「ビッグバン★セオリー」は、米CBSで12シーズンにわたり放送された世界的人気シリーズ。シットコムとしては史上最多となる全279話が製作され、シリーズフィナーレは1800万人近くの視聴者を獲得する有終の美を飾った。本ユニバースには、前日譚ドラマ「ヤング・シェルドン」と同作のスピンオフ「Georgie & Mandy's First Marriage(原題)」が登場している。
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