市立小中学校 水泳授業に校外施設活用
市内の一部小中学校では今年度から、水泳の授業を校内のプールではなく、外部施設を利用して行っている。市教育委員会は昨年3月、学校プールの老朽化や維持管理の負担が大きいことなどを理由に「学校プール集約化に関する方針」を策定。学校間でのプール共同利用や市営・民間プールの活用を進め、水泳授業を継続したい考えだ。
昨年度、富士見台小と長後中では試験的にプールを共同利用。外部施設で授業をした小糸小と秋葉台小の教員からは「天候に左右されずに水泳ができる」「施設スタッフによる監視があり安全」などの声があった。
今年度は対象の外部施設まで徒歩で移動できる11校が市営・民間プールでの水泳授業を実施している。市営プールを利用しているのは秋葉台小・中、辻堂小の3校で、民間プールを利用しているのは藤沢小、大道小、長後小、羽鳥小、湘南台小、大庭小、新林小、小糸小の8校。施設利用は営業時間外に限られており、授業数確保のため学校によっては5月から11月ごろまでと通常より長期間に渡って水泳の授業が予定されている。
市教委学校施設課によると、今年度の授業終了後には実施校から出た意見を集約。現状を把握した上で、対象施設から徒歩圏外の他の学校についても、今後利用を検討していくという。