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栄区在住 大泉さん 市教委から表彰 長年の紙芝居公演が評価

タウンニュース

表彰状を持つ大泉さん

栄区桂台西在住の大泉ひろ子さんがこのほど、横浜市教育委員会から表彰を受けた。

今年度は、長年に渡って教育活動に貢献された個人・団体を対象に、市内の小学校から推薦を受けた6人・3団体が受賞。大泉さんは約30年以上、自作紙芝居の読み聞かせを行っており、それが評価されて桂台小学校(岡田浩校長)からの推薦を受けた形だ。

小学4年で初制作

絵を書くのが趣味だった父の影響で小学4年生の時、夏休みの宿題のために紙芝居を初めて制作。絵本よりも多くの人と一緒に楽しみやすい点に惹かれ、作品を量産してきた。

その後は幼稚園に就職し、園児たちに紙芝居を披露していたが、結婚を機に退職。10年ほど制作活動を中断した。

しかし、図書館で借りた紙芝居を息子が「返したくない」と返却を嫌がったのをきっかけに、再び紙芝居を作るようになったという。

多くの作品を制作するなかで、1992年に小学校3年生の国語の教科書にも掲載されている『ちいちゃんのかげおくり』を自身で紙芝居に再編集。翌年に当時3年生の息子が在籍していた桂台小学校で『ちいちゃんのかげおくり』を披露して以降、同校で紙芝居の読み聞かせをほぼ毎年行っている。今年の2月19日には、市教委からの表彰を記念して桂台小学校で全校児童に向けた読み聞かせを実施した。

今回の表彰を受けて、「紙芝居を通して出会った皆様のおかげ」と笑顔で話す大泉さん。今後に関しては「できるだけ長く活動を続けたい。そのためにジムや声楽のレッスンにも通っている。観てくれる人たちからエネルギーを貰って、頑張りたい」と語った。

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