首位浮上の阪神はデュプランティエが来日初勝利狙う、68年ぶり屈辱の巨人は石川達也で虎狩りなるか
2試合で防御率0.82のデュプランティエ
阪神のジョン・デュプランティエが26日の巨人戦(甲子園)に先発する。
来日1年目の今季は2試合に登板して勝ち星はついていないが、防御率は0.82。降雨ノーゲームとなった4月10日のヤクルト戦も3回2死まで無安打に抑えていた。5回3失点(自責0)だった前回19日の広島戦から中6日でのマウンドとなる。
193センチの長身から投げ込むストレートは平均150.7キロ。カットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップも使い分け、バランスの取れた実戦派だ。
メジャーでの実績は19試合で1勝4敗1セーブにすぎないが、名門ライス大学出身のインテリで数学や化学が得意。高い学習能力で日本の野球にも順応しそうだ。
5連勝で首位浮上の阪神。デュプランティエの来日初勝利で連勝を伸ばすことができるか。
緩急自在の投球で防御率1.89の石川
一方、巨人は石川達也が先発する。昨オフにDeNAを戦力外となり、巨人入りした今季は開幕ローテーション入りして4試合で1勝2敗、防御率1.89と上々の成績を残している。
平均143.8キロのストレートと118.3キロのチェンジアップ、114.5キロのカーブなど約30キロの緩急を駆使した投球は見事。カットボールやスクリューボールも使って打者に的を絞らせない。
阪神戦は4月6日(東京ドーム)に登板して敗戦投手になったものの、5回1安打1失点と内容は悪くなかった。ただ、24日も8号3ランを放つなど好調の佐藤輝明には十分な注意が必要だ。
2003年以来22年ぶりに開幕から阪神に4連敗中の巨人。2003年は初戦で引き分けたため、4戦4敗は1957年以来68年ぶりの屈辱だ。連敗ストッパーとして石川にかかる期待は大きい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・A.ケイ-広島・床田寛樹(横浜)
中日・松葉貴大-ヤクルト・奥川恭伸(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ロッテ・小島和哉(エスコンフィールド)
楽天・内星龍-ソフトバンク・大関友久(楽天モバイル)
西武・隅田知一郎-オリックス・A.エスピノーザ(ベルーナドーム)
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記事:SPAIA編集部