【大雪】身を守るために必要なものを気象予報士が解説 1月16日からの北海道の天気予報/2025年1月15日更新
北海道のあす1月16日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。新キャラ「みをまもる君」も初登場します…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・初登場!みをまもる君
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
15日夜も大雪になるおそれ
きょう15日の札幌は雪が降ってもほとんど積もりませんでしたが、道内では場所によって大雪になっていますね。
午後4時までの24時間に降った雪の量は、道北を中心に多くなっています。
15日夜も雪が続き、まだ大雪になるおそれがあります。15日夜の予想降雪量は、幌加内町など上川北部や留萌地方、深川や沼田町など北空知の多いところで30センチ前後、旭川や岩見沢でも10~20センチの雪が降るでしょう。札幌は雪の量は少ない見込みです。
1月16日の北海道の天気と気温
16日の天気と気温です。
日本海側や道南方面を中心に雪が降り、ふぶくでしょう。厳しい寒さが続き、最高気温は‐2度前後です。
16日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
倶知安や江差など雪が降りますが、日中は降り方は弱いでしょう。夜は低気圧の影響で道南から急激に雪が強まりそうです。
道北・空知です。
朝まで旭川や岩見沢などで雪が強まり、留萌ではふぶきますが、日中以降は雪は弱まるでしょう。最高気温は‐4度前後で、厳しい寒さが続きます。
道東・オホーツク海側です。
広く晴れますが、海岸部では午前を中心に風が強いでしょう。火の取り扱いに注意して下さい。夜は曇って広尾で9時以降に雪が降り出します。
初登場!みをまもる君
みをまもる君は、HBC「今日ドキッ!」18時台の天気予報コーナーによく登場する「もちものわかる君」の親戚で、災害に対して何を備えたらいいかを教えてくれます。
雪が少ないとは言え、まだまだ大雪シーズンが続くので、あらためて大雪や暴風雪に対する車の中の備えを確認しましょう。タイヤがはまってしまったときのためにスコップやスノーヘルパー、けん引ロープですね。
立ち往生をしてしまうと、一酸化炭素中毒のおそれもあるので、原則エンジンは切ります。寒さとの戦いになるので、毛布や防寒着も必要です。そして簡単に組み立てられる簡易トイレも積んでおきましょう。
毛布や簡易トイレなどは、地震などほかの災害時にも役立つので、備えておきたいですね。
1月16日からの北海道の週間天気予報
札幌の積雪は平年の半分以下となっていますが、金曜日はタイヤがはまってしまうような、この冬一番のドカ雪になるおそれがありますよ。
では、週間予報で見ていきます。日本海側とオホーツク海側からです。
金曜は低気圧の影響で札幌やオホーツク海側では朝から雪かきが大変となり、交通にも影響が出そうです。札幌周辺など道央では金曜は警報級、50センチ近いドカ雪になるおそれがあります。土日は穏やかですが、寒さが緩むので、落雪やザクザク路面に注意が必要です。
つづいて、太平洋側です。
金曜は荒れた天気です。金曜の朝は各地で雪が強まり、千歳では金曜の日中も雪が降って、大雪になるでしょう。交通情報もご確認ください。また、金曜は午前を中心に警報級の暴風の吹くおそれがあります。
1月16日の札幌の朝昼晩の天気
16日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
もんすけは、たくさん買い物をしています。
金曜は大雪になるので、16日のうちに買い物などを済ませておきましょう。16日は天気は穏やかですが、寒さとツルツル路面が続きます。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※15日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU