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トランプ・ゼレンスキー会談決裂!村尾信尚「トランプさんに恐怖を感じた」

文化放送

ホワイトハウスで行われたトランプ・ゼレンスキー会談は前代未聞の決裂という結果になった。3月4日の「くにまる食堂(文化放送)」では、関西学院大学教授の村尾信尚が、トランプ・ゼレンスキー会談について語っだ。

村尾「ゼレンスキーさんは通訳を介さずにやりとりした。ゼレンスキーさんは英語が母国語ではありません。1対1で、しかも記者に公開しているところでは圧倒的にゼレンスキーさんが不利だと思いました。私も役人時代に海外で交渉したことがありますが、英語がわかる人がいても必ず通訳を介してやりとりしました。オープンな場でトップ同士が英語でやりとりすると誤解を招きかねないような発言に繋がりかねないと思ったのが一点。もう一つはトランプさんが『あなたにはカード(切り札)がないんだ』と言ったところですね。やはりトランプさんはそういう発想なのか、とにかく、いつ、いかなるタイミングでカードを切るということが全てという発想なんだなと思いました。ビジネスの世界では色々な駆け引きがあると思いますが、政治の世界では、カードを持っていない人をいかに救うか、これが政治の崇高な理念だと思うんです。会社は株式をたくさん所有しているほうが勝ちだけれども、政治の世界では誰もが同じ1人1票ということで組み立てられている。政治の分野にビジネスの考え方であるカードを持つ持たないを持ち込み、それで全てをさばいていく人なんだと思い恐怖を感じました」 

邦丸「トランプさんが言ったカードって具体的には何ですか?」 

村尾「ウクライナの中には鉱物資源があります。その鉱物資源をアメリカの管理の元に置けば、アメリカは積極的にウクライナ国内に入っていく。そうなれば、そこにロシアが攻めてきてもアメリカが守る。それが安全保障に繋がるというのがトランプさんがゼレンスキーさんに求めていたカードだと思うんです。でもゼレンスキーさんは、それだけでは当然不安ですよね。ゼレンスキーさんはNATOの加盟を保証するとか、米軍がウクライナに来て守ってくれるとか、そういうことがない限り妥協できないということなんでしょうね」

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