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「僕は反対!」春の甲子園にDH検討のニュースを野球好き落語家・春風亭一蔵が斬る

文化放送

落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!』(文化放送・金曜日9〜13時) 5月9日の放送は、パートナーの水谷加奈アナウンサーとともに、今気になるニュースについてトークを繰り広げた。

水谷「一蔵さんが気になった話題は何でしょうか」

一蔵「まず、全生徒が徹夜で歩く85キロが35キロ、という高校の伝統行事の負担を減らしたニュースです。栃木県の大田原高校で2日間で85キロの競歩を毎年やってたらしいんですよ」

水谷「徹夜でね」

一蔵「それが、子ども達を見守らなきゃいけない保護者の方々とか先生とかの負担を減らすために35キロになった。これはね、あとから「オレの時は85キロだったんだよ」とかってなるじゃないですか」

水谷「あとから、話のネタになるんですよね」

一蔵「そう!やっぱね、35キロじゃあパンチ無いのよ。僕は噺家だからこう思っちゃうのかもしれないですけど、なんとか続けさせてあげたかったなって思いました。僕は、何しろ小学校1年生で42.3キロという体重でしたんで、マラソン大会が苦手だったんですよ。うちの小学校は毎年マラソンがございまして、心臓破りの、めちゃめちゃな急坂があったんです。そこを通って1周する。高学年になるとそれが2週になる。僕は、野球部に入って一生懸命ダイエットして、小6の時にはマラソンが好きになってたんです。「ヒッヒッフー」という呼吸法を自分で編み出して。のちにNHKの大河ドラマで「この呼吸法であってたんだ」って知ったんです」

水谷「『いだてん』ね」

一蔵「で、6年生のときにクラスで3位になった。すごくないですか?2周ちゃんと回って。そのときのことは今でも覚えてる。もうマラソンに自信があったから小学校6年の最後は目一杯いこうと思って、1周回って最後にまた校庭に戻ってくるんですよ。その時、僕のことよく知ってるお母さんが「吉田くん、もう一周回んなきゃダメ」って。オレ1周目だと思われてた」

水谷(笑)

一蔵「悔しかったね。やっぱ、イメージってのはなかなか払拭できないんだと思ってね。それを思い出しました」

水谷「はい」

一蔵「次は、来春のセンバツでDH制を導入か?高校野球に新たな改革というニュースです」

水谷「これはどうなんですか?」

一蔵「高校野球・甲子園好きとしてはね、悲しい。やっぱスターというか、ピッチャーをやってる方は運動神経の塊よ。だからエースで4番っていうのが、多いパターンなんですよ。松坂大輔さんもそうだし数々の方がエースで4番よ。それが生まれなくなるのも悲しい。あと、DHだと、打つ方は守備しなくていいのよ。そうすると、守備力のない子が「打者としてはいいからDHで」ってなる。甲子園まで行った高校球児は、社会人でもやったり、大学でもやったり、結局その後、野球に関わる人がほとんどなんですよ。そうなると、DH制度で守備が下手なままだと、その後も苦労するから、僕はこれは反対だなと思いました」

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