実写版『ヒックとドラゴン』、ドラゴンたちが現実に ─ 「火を吹くシーンもアニメ版より怖い」ジェラルド・バトラーが手応え
アニメ映画シリーズ『ヒックとドラゴン』で主人公の父ストイック役の声優を務めたジェラルド・バトラーは、実写版キャストとして続投した『ヒックとドラゴン』をいちファンのように楽しみに待ちわびている。その納得の出来栄えについてのインタビューにて語っている。
アニメ映画『ヒックとドラゴン』は、イギリスの人気児童文学をもとに、気弱な少年ヒックと傷ついたドラゴンのトゥースとの出会いから、その奇跡の友情と大冒険をに描き、人気シリーズへと成長した。シリーズ3部作の監督ディーン・デュボアが実写版でもメガホンを取り、バトラーも実写版ストイック役として復帰している。
実写版の映像についてはラフカット(第一編集版)を見ただけというバトラーは「特殊効果が施されているのは本当に20%程度だけです。考えると鳥肌が立ちますよ。とても素晴らしく、とても力強いです。完成に近づいている部分を目にすると、顎が外れますよ」と語る。実写版に込められた熱い想いを、「こう説明するのが一番いいでしょうか」と言葉にした。
「何年もかけて3本の映画を作ってきて、常々思っていたんです。アニメ版は大好きなんですよ、でも常に思っていたんです。“これが本物だったらどうする?自分たちが本当にそこいたらどうする?本物の人間が、ドラゴンがいたら?”って。そしてそれをできる、リアルにできるチャンスがあったならって。それこそが(アニメ版と実写版の)主だった違いの1つなんです。」
アニメ版製作時から、よりリアルな表現を実現したいと切望していたバトラー。「本物のヴァイキングの男女が走っている向こうで、ドラゴンが火を噴いていると、アニメ版よりずっと怖く感じます。少し距離を置くことはできるけれど、より巻き込まれている感覚になるし、没入感があります。一秒一秒が貴重なものになると思うので、完成したらどんな風になるのかとてもわくわくしています」とのことで、細部まで見ごたえあるものとなっているようだ。
アニメ版と実写版の違いについては、音楽を手がける作曲家のジョン・パウエルも実写ならではのアプローチを検討したといる。「アニメ版を観たことがある人も、アニメ版は未見という人も同じように楽しんでほしい」と、実写版が幅広い層にリーチできることをパウエルが願っているのと同様に、バトラーも実写版に大きな自信と期待を抱いているのだろう。
実写版『ヒックとドラゴン』は、2025年6月13日に米国公開予定。日本での公開情報も楽しみに待とう。
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