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トランプ大統領にとっての日本とは?

文化放送

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、1月29日の放送にキヤノングローバル戦略研究所主任研究員・峯村健司が出演。トランプ大統領就任から1週間を過ぎ、これからのトランプ大統領の動き、日本はどうなっていくのか、展望を語った。

長野智子「この1週間でトランプ大統領は、日本に対して何か触れていますか?」

峯村健司「ほとんど触れていないです。唯一、出てきたのはマサ、孫正義さんですね。デカい投資をするということで『マサはいいやつだ』というのがまずあって。そのあとイーロン・マスクさんが『あいつはそんなに金を持っていないはずだ』みたいなことを言って。日本のことで話題に出ているのはそれぐらいです」

長野「トランプさんの頭の中で日本というのは、現在どう捉えているんですか? もともと安倍晋三さんと近かった、というのはありますけど」

峯村「あまり大きくない、大事だと思っていないでしょう」

長野「いろいろなことの優先順位が下のほうに来ている、と」

峯村「いい面と悪い面とがあって。いま話題になっている国、メキシコやカナダもそうですし、ウクライナもそう。いろいろな問題を抱えている国、あと名指しされるNATOとか。もっと金出せ、みたいに言われる。言われない、いまは静かにしていたほうがいい、というところもあると。ただこのまま4年間、静かに過ごせるかというとそうではない。どんどん片づいてきたとき、『次はジャパン』となる可能性は十二分にあります」

長野「ジャパン、というのはやはり安全保障ですか? どういう方向性で来るんですか?」

峯村「気をつけなければいけないのは、もともとトランプさんはあまりいい印象は持っていないんですね。彼の原体験は1980年代の日本なんですね。当時はニューヨークの不動産会社をしていた」

長野「はい」

峯村「あのときってまさにニューヨーク、アメリカの力の象徴みたいなビルがどんどん日本資本に買われていった、と。ロックフェラーもそう。看板もどんどんアメリカのメーカーではなく日本のメーカーばかりになっていった。日本にやられているぞ、と。まさに日米貿易戦争という、いまの米中がしているような状況で日本とアメリカがバトルしていた。これが彼の原体験というのは忘れてはいけないところで」

長野「なるほど」

峯村「いつ日本に対して厳しい火が向くか、というのは気をつけなければいけません」

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