東京の介護人材企業が上越市に拠点開設 事務やコールセンター業務担う
介護人材サービスを手掛けるプラス・ピボット(本社・東京都)の山本直生社長(35)らが2025年5月8日、中川幹太上越市長を訪ね、同市に新たな拠点を開設したことを報告した。現在は事務業務のみを行う上越拠点だが、今後はコールセンター業務も行い、5年後までに地元から約20人を雇用する計画だ。
《画像:中川市長に上越進出を報告する山本社長(右)》
2023年創業の同社は、介護に特化した人材の派遣や紹介、特定技能人材支援などを手掛ける。全国に拠点を広げており、上越市は10か所目。今年4月に同市木田1に開設した上越センターでは、全国の拠点の契約関係といった事務業務を集約して行うほか、全国の介護施設に雇用状況を確認するためのコールセンター業務を今後1年以内に開始する。
中川市長と面会した山本社長は上越市を選んだ理由について、事務業務をリモートで担っていた社員が同市在住だったことや、開業支援制度が充実していた点、東京からのアクセスの良さを挙げた。上越センターでは現在市内在住の3人が勤務。今後も全て地元から採用予定といい、「子供がいてフルタイムで働けない人などがたくさんいるエリアなので、時間を区切って働ける環境を作りたい」と語った。
《画像:山本社長(左)と中川市長》
本県内の介護人材サービスについては、新潟市のオフィスを拠点に展開している。山本社長は「上越もニーズがあり貢献できるところがあると思うので、ぜひ頑張りたい」と話し、中川市長は「上越を拠点に事業を広げてもらえるのはありがたい。私たちも人材不足は課題なので、協力してやっていけるところはたくさんあると思う」と話していた。