太尾小 関東金賞で「全国」へ マーチングバンドが躍進
横浜市立太尾小学校マーチングバンドは、12月14日(土)に埼玉県で開催される全国大会に臨む。11月に行われたマーチングバンド関東大会で見事金賞を受賞し、全国への切符を手にしていた。
同マーチングバンドは、2年生から6年生までの5学年で構成されている全66人の大編成バンドで、全国大会もチーム全員で挑む。
披露する楽曲は、映画「メリー・ポピンズ」の劇伴音楽をメドレー形式にし、更に同バンドコーチがアレンジしたもの。「作品の中で楽しかったり悲しかったり、色々な感情が出てくるように、バンド演奏でもシーンごとに感情が伝わるようにしたい」と部長の桶川桃那さん(6年)は語る。
「希望」を胸に
毎年4月に6年生が決める、その年1年間のテーマがある。今年は「FMBTheSteproadtohope〜仲間とともに夢へのステップを踏み出そう〜」(FMBは太尾小学校マーチングバンドのアルファベット頭文字)を掲げた。このテーマには、希望を持って全国大会への道のりをみんなで乗り越えよう、という意味が込められている。
練習するうえで大変だったのは、今年度は2年生メンバーが例年より多く、高学年との体格差から歩幅やテンポを合わせることが難しかったこと。それでも諦めずにこられたのは、繰り返し練習し、言葉で伝え、春から現在まで「希望」をイメージして練習を乗り越えてきたからだ。
全国大会当日、どういった演奏にしたいかという質問に対し、部長の桶川さん、副部長の大和田悠莉さん・大井田麻羽さん(6年)は「全員が力を出し切り、悔いの残らないように」「緊張で表情が硬くなってしまうので、心から楽しんで演奏する」「聴いている人たちを楽しませられるようにしたい」とそれぞれが意気込みを語った。全国大会までの僅か数日間、全てを出し切るべく太尾小マーチングバンドは今日も練習に励む。