「ミツロウ」でキャンドル作り 森のこども園てくてく
ミツバチの巣からとれる天然のロウ「ミツロウ」を使ったキャンドルづくりに、上越市下正善寺の認定こども園「森のこども園てくてく」の園児が挑戦しました。
ミツロウは、ハチミツを絞ったミツバチの巣からとれる天然のロウです。園では自然と触れ合うことを大切にしていて、毎年この時期に園児がミツロウを使いキャンドルを作っています。
参加したのは年少から年長園児24人です。ミツロウは下正善寺の養蜂家などから分けてもらいました。
園長の小菅恵美さんは子どもたちに「ミツバチの巣を絞ると、ロウが出てくる。ちょっとハチミツの匂いする?」と話しました。
はじめに空き缶に入れたミツロウをお湯で溶かしたあと、綿でできた芯を浸してロウを付けます。
続いて芯を水につけて冷まし、ロウを固めます。この作業を繰り返し、ロウが直径2センチほどに太くなったら、形を整えます。
このあと、紙粘土で土台を作り、どんぐりや松ぼっくりなどの木のみを付けたらオリジナルのキャンドルの完成です。
園児
「初めて作った」
「ミツロウをつけるところが少し緊張した」
「木の実をつけるのが楽しかった」
園長 小菅恵美さん
「子どもたちが自然と触れ合っている中で、ミツロウを作るミツバチによく出会う。そのハチがいるおかげでキャンドルが作れる。そういう営みが子どもたちに伝わるといい。自分たちで作ったぬくもりを味わってほしい。クリスマスの彩りになれば」
キャンドルは今月20日(金)の終業式で灯したあと、園児が持ち帰るということです。