「足首」がかたいと、ひざや股関節の痛みや腰痛につながることも。ほぐすための1日1分ケア
「最近、どうも体が動きにくい...」「若い頃とは違う、体のあちこちの痛みが気になる...」。そんなお悩みを抱える方に、ぜひ知っていただきたいのが、理学療法士・整体師の木村翔太さん、通称「きむ先生」です。きむ先生は、「痛みなく健康に過ごす」をテーマに、なぜその症状が起こるのか、どうすれば解消されるのかを分かりやすく教えてくれると、多くの方に支持されています。書籍『老いをゆっくりにする 1日1分セルフケア』(KADOKAWA)では、さまざまな痛みの原因となる最重要4部位(背骨、股関節、肩甲骨、足首)を、体の状態に合わせて、1日1分ずつセルフケアする方法を紹介。人生100年時代と言われる現代、何歳になっても「痛みゼロ」でいられるように、この一冊を参考にしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は木村翔太(きむ先生)著の書籍『老いをゆっくりにする 1日1分セルフケア』から一部抜粋・編集しました。
ねんざの経験があると、アキレス腱がかたくなりがち
アキレス腱とは、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ腱で、運動に重要な役割を果たします。アキレス腱は、じつは過去にねんざの経験がある人ほどかたい可能性の高い場所です。
というのも、アキレス腱の奥には脂肪のかたまりがあり、ねんざの経験が多い人ほど炎症が治る過程でその脂肪とアキレス腱の癒着が強まって、足首がカチカチになります。アキレス腱が柔軟でないと、足首がかたくなって、ひざや股関節の痛みや腰痛につながることもあり、じつはまめにほぐしておかなければいけない部位なのです。
アキレス腱そのものをやわらかくするというよりは、アキレス腱と脂肪をはがしてやわらかくするというイメージで、積極的にやわらかくしていきましょう。
結果、すたすたと歩けるようになる!
【足首】アキレス腱マッサージ
1.椅子に座って片方の足を反対側のひざの上にのせ、アキレス腱の位置を確認する。
2. アキレス腱をつまみ、指を上下にスライドすると少し凹むところがあるので、そこをつまんで揉む。
3. つまむポイントを上下にずらしながらマッサージする。反対側も同様に行う。