葉山町100周年記念映画上映会 懐かしの映像に感嘆 栁商工会長も登壇
家庭で撮影された古い映画フィルムを地域で上映するホームムービーデーを開催してきたシネマチェルキオ葉山(高木雛代表)が1月18・19日、葉山町制施行100周年記念記録映画「葉山の記憶の記録」の上映会を葉山町福祉文化会館で行った。6回の上映で、延べ532人が観賞した。
冒頭は一色小学校6年生が「100年後の人たちに見せたい葉山」を取材・撮影した『100年後のあなたへHAYAMAMOVIE』が流された。
本編は1960年代から80年代にかけての映像が主で、古いものでは1936年のある家族の子どもたちの様子の記録もあった。花の木公園でのつつじまつり、幼稚園や小学校・中学校の運動会、長柄・イトーピアの変遷、元町商店街の様子など、当時を知る人たちには懐かしい場面がスクリーンに映し出された。
18日2回目の上映の後には、葉山町商工会長の栁新一郎さんと高木さんによるトークイベントも実施。栁さんは葉山御用邸の影響で別荘が多く建ち、その人たちの生活を支える商店などが葉山の商業の原点だと語った。
鎌倉市から見に来ていた土屋茂子さん(82)は「25歳まで御霊神社(長柄)の近所に住んでいた。きょうだいがいるのでよく葉山には帰ってきている。昔と今の違いを思い出しながら見ていた」と懐かしそうに感想を語った。