ボッチャ体験で交流 JCが企画 共生考える
地域共生社会について学びを深めるボッチャ大会が先ごろ、原町田の健康福祉会館で開催された。会場には障害者や高齢者、子どもなど、さまざまな背景を持つ人々が集まり、大会を楽しんだ。ボッチャはパラリンピックの種目にもなっているボールを交互に投げて点数を競い合うスポーツで、参加者たちはチームを組み、世代を超えて協力しながらプレーを楽しんだ。初めてボッチャに挑戦する人が多かったものの、ゲームが進むにつれて自然と会話が生まれ、笑顔が広がる姿がみられた。
主催した町田青年会議所(JC)の理事長であり、横浜市で障害者施設の施設長を務める立花翼さんは、「様々な境遇の人たちが多く集まったことで新たな気付きを得られた」と話す。「自身が勤務する施設からも4人の利用者が参加したが、新しい場所、新しい人とのつながりをもつことは彼らにとって初めての経験であり、重要な機会だと感じた」という。
そして、「普段接したことない境遇の人たちへの接し方は、なかなかイメージがわかないものだが、今回触れ合うことが第一歩となったと感じている。単発ではなく、今後も継続的して触れ合える仕組みづくりを行っていきたい」と話している。