自律神経が最高に整うたんぱく質のとり方とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
肉+抗酸化成分を積極的に
自律神経の原料となる栄養素はたんぱく質です。それも、肉や魚、卵などに含まれる良質な動物性たんぱく質。必須アミノ酸の種類と量を比較すると、自律神経の原料としては植物性たんぱく質より動物性たんぱく質のほうが断然優れています。
例えば、長生きする人、年をとっても元気でパワフルな人は肉や魚を好んで食べる人が圧倒的多数。また、「元気をつけたいときに肉を食べる」という人も多いのではないでしょうか。これは、良質な動物性たんぱく質が自律神経の働きを高めてくれるためだと考えられます。
そのため動物性たんぱく質は毎日欠かさず積極的にとりたい栄養素ですが、一つ注意しなければならない点があります。
それは、肉や魚などの動物性食品にはもれなく脂肪が含まれているということ。脂肪をとりすぎると、余分な脂肪が血液中で酸化し腸内環境の悪化につながります。
ではどうすればよいのか?答えは簡単で、油脂の酸化を防ぐ抗酸化成分を含むものと一緒に摂ればいいのです。抗酸化成分は野菜や果物に豊富で、βカロテンやビタミンC、ビタミンEもそう。
灰汁に含まれるアントシアニン、ポリフェノールも抗酸化成分です。だから、ステーキのつけ合わせに野菜を選び、食後のデザートに果物を食べればパーフェクト。これだけで肉食のデメリットである脂肪の悪作用を防げるのです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸