【さがものづくりWish】巨大クレーンが動く大迫力!大型船を造る現場に潜入(佐賀県伊万里市)
県内総生産額のおよそ4分の1がものづくり産業(製造業)の佐賀県。多くの伝統工芸や製造業が県内の至る場所に根付いています。佐賀県伊万里市にある「名村造船所」もそのひとつ。世界に誇る大型船が日々、ここ伊万里市から誕生しています。大型船を手掛ける造船所ということで、敷地面積はなんと72万平方メートル!『みずほPayPayドーム』だと約10個分の広さということで、敷地内の移動手段も自転車を使っているそうですよ。
この日は、大型船のデッキ部分が造られている様子を見ることができました。完成すると全長180メートルの船になり、一度に4万トンの荷物を運ぶことができるそうです。他にも1000トンまでの船のパーツを搬送できる大型台車など、そのスケールの大きさにスタジオから驚きの声が上がっていました。
続いて訪れたのは船のパーツを積み上げ、船の形を作り上げる建造ドッグへ。「名村造船所」の茶園勇希さんと永尾宙宏さんが案内してくれました。今回は特別に船体のパーツを『ゴライアスクレーン』という巨大クレーンで吊り上げる作業を間近で見せていただくことに!地上90メートルの場所に設置されたゴライアスクレーンは、重さ800トン、高さ約40メートルまで持ち上げることが可能。巻き上げが開始されると、少しずつ船体のパーツが上がっていきます。細心の注意を払いながら、ミリ単位でクレーンを操作しているそうです。
この仕事のやりがいについて茶園さんは「このような大きな船を社員全員で、1隻1隻丁寧に作り上げていくところが我々造船マンのやりがいですね」と話します。
名村造船所では、大型船を年間約20 隻建造。完成した船は世界中で活躍しているそうです!
名村造船所 伊万里事業所
佐賀県伊万里市黒川町塩屋5番地1
https://www.namura.co.jp/ja/index.html
※この情報は朝の情報番組「アサデス。KBC」(2024年12日13日放送)でお届けしました。