未知の世界を無料で楽しめる3日間「阪神南地域オープンミュージアム」体験レポ 芦屋市など
尼崎市・西宮市・芦屋市の美術館や博物館などが無料で開放される「阪神南地域オープンミュージアム 無料開放DAY」が10月4日から6日まで開催されました。
同イベントは阪神南地域エリア内24ヶ所の施設が一斉に無料開放され、誰もが気軽にアートやサイエンス、歴史、文学の世界が楽しめます。
美術館や博物館って興味はあるけどなかなか行く機会がない…無料だしちょっと見てみようかな?気になっていた2件の施設を訪問しました。
日本を代表するファッションデザイナーの自宅を改装した【KHギャラリー芦屋】
奥池(芦屋市)に位置する緑に囲まれたエリアにあり、世界で活躍するファッションデザイナー・コシノヒロコ氏のアート活動を紹介するギャラリーです。
また、建築家・安藤忠雄氏の設計としても知られ、1981年の竣工から約30年間コシノ氏が自宅として実際に居住していたのだとか。
館内ではコシノ氏自身のアート作品と安藤忠雄建築を堪能できるのですが、これ本当に私邸だったの⁈と思うほど広く、デザイナーらしいこだわりが随所に感じられる素敵な空間となっています。
無機質なコンクリートの壁にかけられたカラフルな絵画に、大きな窓から注ぐやわらかな光と豊かな自然が見事に調和しています。
コシノ氏がファッションデザインと並行してこのような創作活動を続けているパワーにも驚き。ギャラリーとしても、建築物としても楽しめる場所です。
約2,000種、5,000点の貝の展示などが楽しめる【西宮市貝類館】
西宮浜の住宅エリア「西宮マリナパーク」内にあり、約2,000種、5,000点の貝の展示やカタツムリの生態展示など、親子で楽しめる博物館です。
こちらも安藤忠雄氏の設計となっており、ヨットの帆をイメ-ジした外観と海を思わせるブル-で統一された内装が爽やか。
入り口正面にある貝の展示にも驚きますが、西宮に住んでいる生き物や自然が学べるパネルがあり、わかりやすく解説されています。
日本の貝類と世界でも海によって生息している貝類の違いや特徴がよくわかる展示、珍しい形や息をのむほど美しくカラフルな貝類がたくさん!
見れば見るほど貝の世界に引き込まれ、もしかして大人の方が夢中になるかも?
イベント開催中は各施設でアンケートに答えるとオリジナルグッズがもらえたり、デジタルスタンプラリーに参加して素敵な商品がゲットできるキャンペーンなども。
「無料開放DAY」は毎年10月上旬頃に開催されますが、どの施設も通常開館しているので、公式サイト等で確認してお出かけくださいね。
開催期間
2025年10月3日(金)~5日(土)
※施設により無料開放日や事前申し込みが必要など条件あり
開催エリア
尼崎市、西宮市、芦屋市の各美術館・博物館・ギャラリー
今回訪問した場所
【KHギャラリー芦屋】公開日 毎週木、金曜日(要予約)
(芦屋市奥池町17-5)